新シリーズスタート!!

 

 


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ゴローが大学の時のジャズ研OBと集まっている。

産科は訴訟が多くて大変だろうと言われる。

 

 

後日、ゴローはサクラと小松とバーで飲んでいる。

ゴローが大学の同期に産科は訴訟が多くて大変だろうと言われたことを話すと・・

小松は、あの事件のイメージがまだあるのかね~

と言う。

 

サクラが事件について説明する。

その事件が起きたのは今から10年以上前。

2004年の12月に前置胎盤の妊婦が出血多量で死亡した。

そして2006年2月18日、その担当医が逮捕された。

容疑は業務上過失致死罪と異状死を24時間以内に届けなかった医師法違反。

 

前置胎盤の妊婦は経産婦で、一人目を帝王切開で出産していた。

そして二人目の妊娠は子宮を胎盤に塞がれる前置胎盤。

当然帝王切開となる。

36週に帝王切開で3000グラムの赤ちゃんが生まれた。

この時点で異状は認められず、手術は通常通り進められた。

しかし胎盤を取り出す胎盤剥離を終えた後、出血が止まらなくなった。

その妊婦は胎盤が脱落幕ではなく筋層に絨毛が根を張ってしまう癒着胎盤だったのだ。

出血量が多量になったことで子宮を摘出。

その直後心室頻拍となって母体が亡くなった。

死因は出血性ショックだった。


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2008年にその産科医の無罪は確定された。

が、この事件が医師に与えた衝撃は大きく、産科医やめる医師は増え、産科医になろうという医学生が減った。

産科医が不足してリスクのある妊婦がたらい回しにされることもあった。

 

小松は

妊娠・出産は安全なのが当然じゃない

という。

 

その産科医は地方の病院で年間200~250の出産を一人で診ているような過酷な状況だった。

サクラは同じ産科医として、その産科医の行った処置に落ち度があったとは思えないという。

しかし無罪になったとはいえ、

信頼されていた妊婦さんを救えなかったのは本当に悔しかっただろうと話す。

 

 

ペルソナ。

午前の診療がひと段落したところで、ゴローが倉崎に怒られる。

午前の診療が混みあったのはゴローの要領が悪いせいだという。

ゴローは一人一人にかける時間が長すぎる。

今日やらなくてもいい事をすいている日に回すという臨機応変さに欠けているらしい。

実際に午前の外来だけで、待ち時間が長いというクレームが3件も来ている。

 

そこにナース室からゴローに内線が入る。

ゴローが患者さんに処方箋を出し忘れたとのこと。

また倉崎に怒られる。

「すこしたるんでるんじゃない。」

 

落ち込むゴロー。

 

 

 

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