石井信たち半グレに連れさられた金井が目を覚ました。

視界は真っ暗で、身動きが取れない。

 

 


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金井は以前鳥栖が吊るされた建設中の建物の中で、ドラム缶に入れられて動けないように固定されて頭は黒い布でぐるぐる巻きにされていた。

 

「ようやく起きたか。」

 

金井の耳元で

鳥栖零花にこれ以上近寄るな。

と半グレが囁く。

そして金井の顔にホースで水をかける。

 

息が苦しくなる金井。

殺されるのかと恐怖を覚える。

 

竹田は石井信に、金井を殺すつもりはないと話す。

理由は

金井はただの素人。

敵対しているわけでもない。

脅かすだけで帰す。

行方不明者届けを出されたらいちいち面倒くさいから。

 

ただし、心は完全に折る。

組織への反抗心も折る。

48時間拘束し、水責めの拷問をする。

食事と睡眠を奪って不眠不休状態にする。

最後は自分から鳥栖零花からにげたくなるまで繰り返す。

鞭で叩いたりして外傷を与えないのは、その方が警察に駆け込まれても事件化しにくいから。


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外傷がなければ被害届を出されても警察は本気で捜査をしない。

 

2時間経過して・・

竹田は自分で金井に水をかけ、話しかける。

「お前は俺たちが誰か知らないだろうが、俺はお前の全てを知っている。」

 

しかし、じつは金井は竹田たちの組織についてよく知っていた。

 

竹田は、

就職したわけでもないのに突然県外から鳥栖零花と同じジムに通い始めた理由を聞く。

 

ストーカー野郎は殺すぞ。

そう言って竹田は金井の頭に水をかける。

 

金井は

ここを出たら零花を守って戦うと心に誓っている。

 

金井がどうやって零花を知ったのか。

それは無一文で自宅に転がり込んできたある男の携帯に入っていた写真から。

一目見て零花を気に入った金井は零花についていろいろと聞く。

 

男は答える。

女の名前は鳥栖零花。

例の夫婦の娘。

 

金井は驚く。

男から、人を殺して隠ぺいした鳥栖夫婦のことは聞いていた模様。

 

 

 

 

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