清水対ETU

タイトルを狙う者同士の上位争いは、1-3

ETUが激戦を制した!!

歩み寄る両監督。

蛯名はあえてケガしている方の右手を差し出す。

達海は気づいたものの、強めに握手。

当然痛がる蛯名。

 


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達海は

何でケガしている方出して来るの?

痛いのとか忘れちゃうの?蛯名さんて。

とおちょくり気味に言う。

蛯名は怒って、

これは意思表明だ、と言う。

現役の時と同様、スカしたように監督やっている達海。

それに対して自分は不器用にゴールを狙うしか能がない。

真っ向勝負が自分のスタイルと言う意思表示。

それは相手にとっても、自分の選手に対しても。

 

達海もそんな蛯名が好きな様子。

またわざと強く右手で握手。

 

二人の話題は現在のリーグ状況。

蛯名
「今節勝てば首位を独走できた大阪が、ありがたいことにまたコケた。」

現在の順位

1. 鹿島  57
2. 大阪  56
3. ETU 56
4. 磐田  55
5. 清水  55
6. 川崎  53
7. 東京V 52

清水にもまだチャンスは残されている。

しかも次節は首位鹿島と。

闘志を燃やす蛯名。

達海も蛯名を応援する。

鹿島を叩いてくれるとETUとしては助かるから。

いずれにしてもあと4節。

お互い頑張ろう、と言って達海はベンチに戻っていった。

 

一人になった蛯名。

もちろんタイトルは清水がとるつもり。

だが仮に・・・

ウチ以外を選べと言われたら・・

(俺は迷わずお前を推すよ、達海。)

 

自分とはタイプは違うが、いつも結果を出す達海。

蛯名はライバル視していると同時にリスペクトもしているのだ。

ヨーロッパから古巣に戻り、1年でタイトルまで獲ったら、

日本人監督として、伝説級の活躍。

それを見たいとも思ってしまう蛯名だった。

(だってお前、この国にそう長くいるつもりないだろ?)

ETUベンチ。

リーグ戦中断と聞いて、松ちゃんがショックを受けている。

せっかく良い流れが来ているのに!

しかし達海は落ち着いている。


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このインターバルでしっかりチームを回復させる。

最後の決戦に向けての準備期間とするつもりだ。

あとそれに・・・

1か月後には誰かさんが、レベルアップした姿で帰ってくるかもしれない。

ETUのサポーターが横断幕を広げている。

” 赤黒の誇りを胸に、
世界と戦ってこい 椿!! ”

サポーターたちがスタンドから椿に声をかける。

アジアカップ頑張って来いよ、椿!

さすがにUAEまでは行けないけど、日本から応援してるぜ!

スタメン勝ち取れ!

ケガに気をつけろ!

 

ジーンときている椿。

「みんなに一言頼むぜ。」

と言って羽田が椿に拡声器を渡す。

急に振られてあたふたする椿。

拡声器を使って話すも、声が小さくて聞こえない。

ちょっと間をおいて、気を取り直して話し始める。

「日本を代表してというより、ETUを代表してアジアカップに行きます。

な・・なるべく、いつも応援してくださっている皆さんに恥ずかしい思いをさせないように・・」

ネガティブ・・・

椿は続ける

「で・・できれば試合に出て、いいプレーをして・・

みなさんが誇らしい気持ちになれるように、

自分に出来る限りの、精一杯のプレーをしてきます!」

いいスピーチだ。

サポーターの皆も嬉しそう。

そして椿は最後に

「な・・なので、応援よろしくお願いします。」

と言って一礼。

この最後の礼の時に、拡声器をスタンドに向けておくことを意識して、顔を正面に向けたまま礼をしてまった、

非常に滑稽な礼に、衝撃を受けるサポーターや選手たち。

椿も礼をしてから気づいたが、時すでに遅し。

あたりが爆笑に包まれた。

相変わらずピッチ外だとからきしな椿。

そして椿出立の日。

スーツに身を包み、達海やスタッフに挨拶をする。

「それじゃあ、行ってきます!」

——457話ここまで。

ジャイアントキリング 458話に続く

〇感想

達海、ETUで長くやるつもりないんですかね。

まあ、蛯名の思い込みだけど・・

気になります。

 

リーグが中断するという事で

次回からはアジアカップに集中できます。

頑張れ椿!


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