2月5日の午後6時。

田中さんの家。

心と佐野は当然今日も来ている。

田中さんはよく眠っている。

医者は診察を終えて帰るところ。

心は医者に、もう少しだけいてくれと引き留めるが、

医者は容態に緊急性はないからと、帰っていった。

 


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長男の正志は佐野と心にも帰るように言うが、

二人とも帰る訳にはいかない。

理由を話せないのが辛いところ。

しかし佐野が毎日来るのはさすがに不自然。

なんとかはぐらかしてもう少し居させてもらう。

日付が変わるまであと6時間。

田中さんに何かなければいいのだが。

 

ここで電話が鳴る。

正志が出る。

心や佐野の方をチラッと見て

「・・・ああ、いや来てないよ。

はい・・代わりますか?」

電話を変わることなく話し終わると、そのまま電話を切った。

すると正志が笑いだす。

佐野が、誰からか聞くと、佐野の妻からだったという。

まだ笑っている。

何がそんなに可笑しいのか理由を聞くと、

鈴が遊びに行ったきり帰って来ないからすごく怒っていたという。

その起こり方がツボだったという事か・・

心は胸騒ぎがして、田中さんのノートに書いてあった女の子2人の絵を見る。

一人は泣き、一人は黒く塗りつぶされているあの絵。

いったい誰を描いた絵なのか。

その頃小屋の中に閉じ込められた女の子はずっと助けを待っていた。

その女の子は・・明音!

壁を叩いて助けを呼ぶが、誰も気づいてくれない。

田中さんの家。

ピンポンピンポンピンポン


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誰かが来た。

玄関開けると三島病院の院長と奥さん。

顔面蒼白になっている。

明音の行方が分からなくなっているという。

佐野の家にも寄って来た。

昼頃鈴とどこかに出かけたきり帰って来ない。

心の胸騒ぎがさらに強くなる。

(あの絵は・・姉ちゃんと明音ちゃん・・!?)

 

全員で探しに出る。

雪の中、4人で二人の名前を呼びながら探すも、見つからない。

20時になった。

和子が慎吾を連れて来た。

鈴はまだ帰ってないらしい。

和子も鈴から何も聞いておらず、行先に見当がつかない。

佐野がその場を仕切る。

・自分と心さんとで捜索を続ける。

・三島夫妻は近所に電話をかける。

・鈴が帰ってくるかもしれないから和子は慎吾を連れて家に戻る。

明音が行方不明になるのは来月のはず。

それに鈴まで。

歴史が変わったのか。

小屋の中で寒さに凍える明音。

叫び続けて体力も尽きて来た・・

そのとき、板張りの壁の隙間から光が入ってきた!

隙間から外を覗くと・・・

一つの目が中を伺っていた。

喜びの表情を浮かべる明音。

——18話ここまで。

テセウスの船 19話に続く

〇感想

小屋の中の女の子、先週の段階で鈴だと思い込んでしまってました。

明音でしたね。

17話の分も書き直しておきました。

 

明音を見る目の正体は・・誰かな?

私の予想は・・長谷川翼!

明音が行方不明になるのは来月だから、ここはひとまず助かるのかなと。

そして今回の事が後の行方不明につながってくるような気がします。


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