強化合宿後のバーベキューの続き。
初戦のあいてが大阪4強のひとつ、満附なのはきついという話題が出る。
しかし、ここまで来たらどこと当たろうときついのは同じこと。
どのチームも背水の陣で臨んでくる。
そして何よりきついのは一発勝負だということ。

烏丸
「儚いのぉ、高校野球って。」

しぬ気で突っ走った2年半がたったの一敗で終わってしまうのである。

ちょっとしんみりしてしまったところで寮監
「よし、皆面会してこい。
炎天下の7日間、毎日食事を作ってくれた親御さんに感謝と愛情を伝えてこい!」


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ーー

夏メンバーの前にまず鬼頭から。

外のベンチで、鬼頭、父、母の三人で話している。
今鬼頭家は経済的に追い込まれている模様。
父親が車を売り飛ばしたと言っている。


「しかし、今そんなことは言ってられない。
身を削ってでもはじめを支える。
はしめは甲子園に出て、プロになってお金をじゃんじゃん稼いで恩返ししてくれたらええ。
それで全てが報われる。
自分の夢には責任を持てよ。
父さんが果たせなかった夢をお前が叶えるんや。
頼むぞはじめ。
父さんと母さんを甲子園に連れていってくれ。」

ずっとうつむいていた鬼頭だが、最後に顔を上げた。
その目には涙がいっぱいにたまっていた・・

ーー

檜研志は父親と逢っている。

父親は息子が、夏のメンバーに入っていながら、あまりうまくいっていないことを一目で見抜く。

息子を元気づけるために

「オ〇ニーしてんのか?」
「彼女とはどうなんだ?」
「チューしたろか?高い高いがええか?」

とおどける。


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父親の気持ちに、檜の凝り固まっていた気持ちがどんどんほぐれていき・・・

檜、ついに涙が止まらなくなってしまう。

父親は息子の頭に手を乗せ、
「なんぼで泣け、母さんには内緒や。」

月光寮、洗濯場。

寮監の指示で、狩野が火のついた七輪の後始末をしていた。

いっぺんに消すために1か所に集める。

阿比留もいる。

母子家庭の二人である。

二人とも、母親が仕事で忙しく、面会できないのだ。

二人で自分たちは親不孝だと話している。

片親で大変なのに、お金がかかる野球をさせてもらている・・

阿比留
「甲子園行かな地獄行きや。」

そこに鬼頭が泣きながら近寄ってきた。

七輪の前に座っている狩野と阿比留に「どけ」というと、まだ火のついている七輪に自分の手を突っ込んだ!!

鬼頭
「あ゛ぁ゛ーー!!」

狩野と阿比留があわてて鬼頭を七輪から引き離す。

騒ぎを聞きつけて寮監が飛んでくる。

寮監
「大丈夫か!?」

鬼頭は、もう野球をしたくない、ころしてくれ。と泣いている。

大阪市住之江区 住之江公園野球場。

DL野球部員たちが集結している。

3年生にとっては最後の夏。

「甲子園に帰ろう。」

——126話ここまで。

バトルスタディーズ 127話に続く

〇感想

鬼頭が七輪に手を突っ込んだシーンは衝撃でした。

そこまで追い込まれていたとは・・

父親が悪い?いや・・悪くはないと思うけどもうちょっと子供の気持ちに気づいてやれないかな、とは思います。

両親の期待が重荷になって追い込まれる鬼頭は・・・本来優しいいい奴なのかな。

色んなことがあって、いよいよ予選が始まります。

どんな展開になるのか、ワクワクが止まりません!!


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