–産科医・下屋編 ラスト!(12巻収録・転科)あらすじ

意を決して救命に転科した下屋だが、老人や子供の点滴すらできず、全く使いものにならない。

そんな折、救急車で妊婦が運ばれてきた。

救急救命医としての下屋、初めて活躍できるのか・・

 


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運ばれてきた妊婦は、

大森さん、34歳、妊娠32週。

意識レベルは、大きな声に目を開ける状態。

血圧190/102。

脈拍数120。

子宮内の胎児は特に問題はない。

下屋
「妊娠高血圧症候群による意識消失やけいれん発作、子癇発作かもしれません。」

加瀬
「とりあえず、CTいくぞ。」

CT写真を見ると出血している。

左被殻出血。

妊娠高血圧症候群による脳出血か。

いや・・現段階では、断定できない。

加瀬
「とりあえずは血圧を下げないと。」

部長
「そうだね。」

ここで下屋が発言
「今からカイザーをするべきです。」

加瀬と部長「・・・」

部長から大森さん夫への説明

・奥さんは脳出血をしている。

・出血の量は少なく、麻痺も見られない。
なので、手術はせずに保存的に見ていく。

・再出血で出血が広がることも考えられる。

・今は再出血しないように血圧を下げて、妊娠を終わらせることが必要な治療。
今から帝王切開での分娩を行う。

今から帝王切開という事で驚く夫。

下屋が説明する。

・赤ちゃんは32週で、推定は1500g以上。

・大きな心配はない。

・妊娠が終われば、奥さんの負担は減り、新たな脳出血のリスクも減る。

帝王切開が始まる。

助手でゴローが来た。

サクラも四宮も忙しく、手が離せない。

下屋
「ゴロー先生だけで十分。

今の私は救命医として使い物になりません。

ですが、赤ちゃんのことなら私に任せてください。」

手術は終わり、赤ちゃんは無事生まれ、母体も無事。

一息ついて、部長が廊下を歩いていると、サクラが駆け付ける。


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サクラ
「部長、どうなりましたか?」

部長がすべて無事に済んだことを告げると、

サクラ
「そうですか。よかった。」

部長
「鴻鳥先生・・・

救命医は患者の命を救う専門医だよ。

なので考える前に動ける瞬発力とスピードがいる。

ただ、妊婦となると、それが格段に下がる・・・

我々は産科のこととなると正直弱いからね。

でも私は命を救えない医師は救命では邪魔だと思っている。

鴻鳥先生、彼女は救命医になれるかね。」

サクラはわからないと答える。

ただ、下屋は打たれ強さが取り柄。

「・・・それに、めちゃくちゃ食べます。」

部長、一瞬あってにとられるが、

「だははは!

じゃあ、ここで使えるコマになるかもね!」

5日後・・・

廊下で、加瀬と下屋とサクラと四宮で立ち話をしている。

加瀬が経過を説明している。

赤ちゃんは順調。母親も一般病棟に移っている。

結局、脳出血の原因は”もやもや病”

術後の脳の造影検査で異常血管網があった。

後遺症もないし、落ち着いたら手術をして、来週には退院できそう。

一通りの説明を聞いて、

「じゃあ、がんばれよ、下屋。」

と立ち去るサクラと四宮。

その二人の後ろ姿に向かって、

「鴻鳥先生!四宮先生!

私は絶対二人を越えますから!!」

加瀬が下屋のアタマにチョップ!

「お前はまず老人、子供の点滴ができるようになれ。イヒヒヒ」

下屋うなだれて
「・・・はい。」

加瀬は去り、下屋は遠くから二人に手を振っている。

下屋が二人を超えるなんて日が本当に来るのか?

サクラ
「でも・・楽しみだな!」

–産科医・下屋編 おしまい

〇感想

今回の一件で、下屋先生は存在価値を見せつけることができました。

部長も期待してくれているし、頑張れ!下屋先生。

 

このシリーズで救命に転科してしまった下屋先生ですが、

ドラマではどうでしょうね・・

松岡茉優の出番が激減してしまうのでそれはないような気がしますが。


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