美緒がシャワーを浴びている。

その間島はこれまでのことを振り返っていた。

 

美緒が栗城を始末するチャンスは十分にあった。

 


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このホテルから六本木まではタクシーで10分程度。

島が美緒からポケベルでSOSを受信して、ホテルに戻る間に、

美緒はタクシーで六本木西公園に向かい、栗城を撃った。

その後美緒は島にポケベルで”246”を送信して

タクシーで赤坂方面へ戻った。

そして国道246号線青山通りの電話ボックス付近で島を待っていた・

 

この筋書きなら十分に可能。

 

さらに島は伊地知の件も美緒の仕業ではないかと疑う。

あの時美緒は一旦帰ると言って島たちと別れた。

タイミング的に不可能じゃない。

美緒は以前から伊地知と親しい仲だったのか。

美緒は地上げ屋の連城に自分の実家を高値で買い取らせるために・・

資金調達先の住専の窓口である伊地知に接近して付き合うようになった。

それなら伊地知の部屋の合いかぎを持っていても不思議じゃない。

そして伊地知が女と出掛けたすきにガス爆発のトラップを仕掛けた・・

拳銃も伊地知の部屋から持ってきたのかも。

 

美緒がそういう女だとすると・・・

バーで島に声をかけてきたのも美緒かもしれない。

姉妹で背格好は似ている。

眼鏡を取り、目を二重にしてかつらを被ればかなり似せることはできる。

バーも部屋も薄暗かったし。

部屋で飲んだシャンパンに睡眠薬を入れられたかもしれない。

そして事の最中に自分の首を締めさせて、島が首を絞めてころした錯覚をしやすくした。

島はその後眠ってしまった。

そして美緒はかつらを取ってメイクを落とすと


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眠らせてクローゼットに入れてあった姉を、島のネクタイで首を絞め上げた。

ドアチェーンが外れていたことも説明がつく。

美緒が外に出て行くときに外しただけのこと。

島が犯人にされたのも、誰でもいいから男を探していたところに島がやって来ただけだったのだ。

 

恐ろしい女、美緒!!

 

以上はあくまで島の推理だが・・・

もし当たっていたら島は危ない。

しかし今は襲わないだろう。

なぜなら小暮が証言すれば美緒は有力容疑者として追われることになる。

島はもう少し様子見することにする。

確実な証拠をつかむために。

そう、その証拠!

栗城を撃った拳銃がバッグの中に入っているかも!

探してみるも、無い。

もうどこかに処分したのだろうか。

 

美緒がシャワー室から出てきた。

島は寝たふりをする。

美緒はお休みを言ってベッドにもぐりこむ。

(島はソファーで横になっている)

夜が明けて・・・

美緒にこれからどうするか聞かれて


「明日には警察に出頭するつもりだ。

それまでは悪あがきするさ。」

 

二人で部屋を出る。

すると美緒は忘れ物をしたと言って戻る。

美緒の忘れものとは・・・

ベッドの下に隠しておいた拳銃!!

バッグに入れると何食わぬ顔で島の元に戻る。

タクシーに乗り込む二人。

美緒に、どこへ行くのか聞かれて、

島は

「勝負をかける。」

——8話ここまで。

島耕作の事件簿 9話に続く

〇感想

えー、犯人わかっちゃった!

もうちょっと何かあるのかなと思っていたけど・・・

それともここから新たな展開があるのかな。

実は背景に大きな組織がからんでいて・・みたいな。

でないとあと数話で終わってしまう・・・


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