凡田一家が家族そろってお出かけ。

生まれたての双子に皆振り返ってみる。

「かわいい~」

すると前方から歩いてきたカップルが夏之介に駆け寄る。

熱烈なファンのようだ。

 


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女性の方がスマホを取り出して夏之介に見せる。

なんと!

夏之介変身グッズを装着して、球場で記念撮影したもの。

相当気に入っている様子。

インスタに上げたらいいね!が140件もついたらしい・・・

男性の方が

「あの~・・・

凡田選手、モップスから出て行かないですよね?」

モップスにいる凡田選手が好きなんだという。

ケガから復帰した姿に感動したといっている。

複雑な心境の夏之介。

カップルが行ったあと、ユキちゃんに話す夏之介。

実はシーズン中もけっこうファンに囲まれたという。

中でも

「モップスから出て行かないですよね。」

と聞いてくるファンが多かった。

今年ほどファンと心が通じ合ったことは無いという。

今となってはケガをしたことは良かったとすら思っている。

ユキちゃん
「パパは・・・

本当によく頑張ったと思う。

球団にも感謝しなくちゃね・・」

モップスという球団は、何だかんだ選手の面倒見はとてもいい球団。

ユキちゃん
「そこを・・・

出ていきますか?」

まだわかりません、と答える夏之介。

徳永が明治神宮球場の近くを歩いていると・・

徳永の前にスパイダースのスカウト、安田が立ちはだかる。

徳永「安田さん・・」

安田「久しぶり、トク。」

握手を交わす二人。

安田は徳永にコーチ就任おめでとうと言う。

安田の提案で喫茶店に入ることに。

 

徳永をプロ入り前から見て来た安田は、徳永がコーチになったことが感慨深い様子。

引き上げてくれた山梨の先輩(向井)に感謝して力になってやれと言っている。

 

続けて話題は夏之介のFA権行使について。

夏之介を狙っているなと、安田が徳永に探りを入れてくる。

徳永はとぼけるが、安田が

「古巣のスパイダースは行くぜ!」

というと徳永はコーヒーをこぼしてしまう。

わかりやすい~と安田に笑われる。


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そんなんじゃ1軍のコーチは務まらんぞと言いながら、安田は徳永のそういうところが好きな様子。

 

安田はしみじみと

「時は流れたなァ~」

と、遠い目をする。

徳永も夏之介も安田が獲った。

徳永
「僕と夏之介は安田さんに道を開いてもらいました。」

安田が当時描いていた絵図が今叶いつつあるという。

安田は夏之介を左のワンポイントとして使おうとスカウトしたわけではない。

当然先発投手になってもらおうと思っていた。

毎年10勝前後してもらうイメージ。

山梨ではまず、徳永がスパイダースに入って、1年目から9勝を挙げた。

2年目も3年目も9勝。

これで山梨には原石がいるという雰囲気になって、

山梨方面のスカウティングを強化する流れになった。

そこで凡田夏之介が候補にあがった。

安田は編成会議で4位以内で指名してもいいなじゃないかと提案する。

しかし最後の山梨大会で1回戦負け。

そのショックで夏之介は野球道に目覚めることになるのだが、

プロの評価は落ちてしまった。

安田
「負け方が良くなかった。

あん時奴は妙に意識高い系になっていた。」

勉強も野球もデキル子。

おれがみんなを幸せにしてやるくらいに思っていたのか。

足元をすくわれないように自分を戒めているような雰囲気が漂っていた。

安田は
「ナッツには性格的な難がある。

こーゆー性格はプロでは伸びないかも。」

と思ったという。

編成部も同じ意見。

夏之介は獲らない方向で一致する。

 

しかし当の夏之介は、安田は指名してくれると信じていた。

 

安田は夏之介に会って直接伝えた。

スパイダースは夏之介を指名しないことを。

ショックで涙が溢れた夏之介。

だがまさか、

徳永が夏之介の運命を変えることになろうとは・・

——141話ここまで。

グラゼニ 東京ドーム編 142話に続く

〇感想

ユキちゃんは夏之介に、モップスに残って欲しいというニュアンスですね。

お金よりも大切なものがあるという事でしょうか。

夏之介、ますます判断が難しくなっています。

 

次回、夏之介のスパイダース入団秘話が明かされるようです。


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