シリーズ 災害医療 7話目!!

震災から3日後。

四宮は父親が勤務する病院に到着した。

入ってすぐのロビーで看護師が妊婦の対応に当たっていた。

 


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陣痛が来たのでいつもの産院に行ったら、この病院に行くように張り紙がしてあったという。

看護師が

「あの・・

四宮先生・・・」

と呼ぶと、四宮と父親が振り返った。

四宮父は井口と言う医師に診てもらうよう指示をする。

そして四宮に向かって

「あれ・・・

ご主人誰かに似てるね。

お~私の息子によく似てるよ。

でも息子の方がちょっといい男かな?

あはっ。」

 

病院のスタッフが集まって、四宮が紹介される。

自分の息子を他人と間違えた四宮父は気まずそう。

師長は

「ハルちゃん・・・

随分立派になったわね。」

と感激している。

子供の頃よく遊んでくれたのを、四宮は憶えていた。

看護師は応援の先生が来てくれて助かったと言っている。

震災以降、カルテもない飛び込みの妊婦が7人も来た。

これを四宮父と、若手のホープ、井口とで回していたという。

ここで井口先生が紹介される。

若手のホープと言うが、どう見ても50代。

しかも寝起きのぬっくんみたいな感じだ。

仕事は速そうではない。

四宮父はさっきの飛び込みの妊婦のことを聞く。

井口の答えは・・

子宮口は3センチ。

ただ、分娩室も埋まっているし、

病室にも空きがないので、彼女の受け入れは厳しいという。

が、四宮父は笑顔で

「入院してもらいましょう。」

という。

市内の診療所が3か所も分娩が出来なくなった。

部屋を調整して入ってもらうようにと指示を出す。

しぶしぶ指示に従う井口。

四宮は、大丈夫か?といった目で井口の後ろ姿を追っている。

 

四宮父による現状説明。

・震災当日は電気もガスも止まっていたが翌日には復旧した。

・点滴やら何やらは足りなくなってきてはいるが、病院の機能としてはなんとか成り立っている。

・今はバタバタしているから妊婦健診はほとんど来ていない。

・出血やら張りだとかで外来はちょくちょく来ている。

四宮父は息子が自分の患者を放り投げてきたのではないかと心配するが、

大丈夫と聞いて安心する。

すると、今夜はもう家に帰れという。

四宮が

「オレより父さんが帰って休めよ。

地震からずっと帰ってないんだろ?」

と言うと、

四宮父は、副院長と言う立場上今は病院を離れる訳にいかないという。

だが家のことは気になるので代わりに四宮に見てきてくれと頼む。

「たまには母さんに元気な顔を見せてやれ。」

四宮が病院の玄関を出たところを、

中年のおじさんが遠くから見ている。

「あれ・・あいつ・・」


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家についてチャイムを鳴らすと母親が出てきた。

何も訊いていなかった母親は

「・・・ハル!?

ちょっとあんたどうした?急に・・」

四宮が

要請があって応援に来たこと、

父親に言われて顔を見せに来たことを伝えると

母親は

顔も見たし、家も大丈夫だから病院に戻れという。

お父さんも病院のスタッフも、地震が来てから休まずに患者さんを見ている。

応援に来たものが実家にる訳にいかないでしょう。

スタッフのためにおにぎりを作るから出来るまで自分の部屋で休んでいろと言う。

四宮の部屋。

NBAのポスターや受験参考書などがあり、学生の頃のまま残してある。

セガサターンをみて、ある友人(ミツル)のことを思い出す。

小さい食堂の子のミツル。

ゲーム機を買ってもらえないのでいつも四宮の部屋でゲームをして遊んでいたのだ。

四宮もミツルの母親には優しくしてもらっていた。

食堂でミツルとご飯を食べる時も、四宮の分はいつも大盛で肉を多めに入れてくれた。

などと思い出していると

「お~、セガサターン懐かし~」

と、さっき病院で四宮を遠くから見ていた中年のおじさんが勝手に部屋に入って来ていた。

「お前は誰だ?」

と驚き、気味悪がる四宮。

なんとその中年のおじさんがこそが、ミツルだったのだ!

昔から勝手に部屋に入って来ていたらしい。

「老けすげて全くわからん。」

と四宮。

しかしミツルは気にせず、

「何十年経とうがオレとハルやんは変わんないっしょ」

と、勝手に人のベッドで横になる。

避難所暮らしなのでベッドで寝るのは久しぶりだという。

店も家も地震の時に火事で焼けてしまったらしい。

ミツルが四宮に、父親の病院で働くことになったのかと聞くと

四宮は

「応援で来ただけ。長くても1か月」と答える。

 

ミツルの奥さんが今妊娠中で初めての出産とのこと。

それで病院にいた。

それとミツルの母親も入院中らしい。

地震でケガをしたのかと思ったら・・・

ミツル
「母ちゃんガンなんだよ。

卵巣がんだって・・・」

四宮は、いつも優しくしてくれたミツルの母親の笑顔を思い出す。

——221話ここまで。

コウノドリ 222話に続く

〇感想

がんですか・・・

進行の度合いがどれくらいなんでしょう。

まだ初期ならいいのですが・・

 

四宮のお父さん、

「あはっ」

と最後につける笑いが四宮と一緒ですね。

もっとも四宮の笑うところはめったに見られませんが。

 

セガサターン、懐かしいですね。

藤岡弘が、せがた三四郎役でCMやってたのを思い出しました。

 
セガサターン、シロ!

せがたさーん、と呼ばれてましたね。

 
 
 


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