–腎盂腎炎編 後編(13巻収録・腎盂腎炎)あらすじ

インフルエンザかと思って病院に来た田島さん。

しかし倉崎が診察すると

「インフルエンザではありませんね。」

では何?

ただの風邪?


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倉崎の説明

・尿検査で白血球が出ている。

・血液検査でも炎症反応がある。

・腰を叩いた時に響く痛みがあるという事は・・

「奥さんは腎盂腎炎だと思います。」

何ですそれ?

倉崎は小松の背中を使って説明する。

・背中の肩甲骨の下あたりにあるのが腎臓。

(そこから手を下ろしながら)

・腎臓からつくられた尿は・・・
尿管を通り、膀胱に行き、排泄される。

・本来このルートには大腸菌などの細菌はいない。
しかし、膀胱炎などで膀胱に細菌が入り、それが尿管を通って腎臓に達し、腎盂腎炎になるというのがよくあるケース。

・妊娠中は膀胱が圧迫されて頻尿になり、膀胱炎にもなりやすい。

・腎盂腎炎は妊婦さんの1~2%に起こる。

・妊娠さんによっては、大きくなった子宮が後ろにある尿管を圧迫して流れを悪くするのも原因のひとつ。

田島さんは今日から1週間入院して細菌をやっつける抗生物質を投与して休養すれば治る。

 

赤ちゃんへの影響を心配する田島さん。

倉崎が、赤ちゃんへの影響はないというと、田島さんは安心する。

これでまた田島さんの倉崎への信頼感がアップした模様。

倉崎は田島さんの件をサクラに報告。

ところで・・・と、サクラはユリカちゃんの様子を倉崎に聞く。

倉崎は、週末にはNICUから退院できそうだと話す。

しかし、27週の早産児がすぐに入れる保育園はない。

しばらくは大変だなと、サクラが気遣う。

しかし倉崎は

近くに両親が住んでいて、日中は母親がみてくれることになっているという。

サクラは

ユリカちゃんは何かと病院に行くだろうし
風邪一つで小児病棟に再入院てこともあるかもしれない。

そうなると24時間の付き添いだって必要になってくるだろ?

と話す。

これにも倉崎は

母親と自分とで交替で付き添うのでなんも問題はないという。

とにかく子供のことは勤務には影響しないの一点張りなのだ。

 

これを聞いていた四宮が

「倉崎。

お前それで本当に大丈夫だって言ってんのか?」

と口をはさむ。

基本的に産婦人科医はいつも人手不足。

「オレは正直お前のことなんて・・・

いないよりいたほうがいいくらいにしか思っていない。」

だからそんなに張り切らなくていいぞ。

と、相変わらずひねた物言いをする四宮。

 

四宮の言いたいことがわかっているサクラは

「僕にも倉崎の言っている大丈夫は

” 私が無理をするから大丈夫 ”って聞こえるけどな。」

部屋を出て廊下を歩いている四宮とゴロー。

ゴローが、さっきの四宮の言い方はひどいという。

せっかくやる気になっているのに・・


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四宮
「お前も産科医の息子なら意味がわかるだろ?」

当然ゴローもわかるのだが、あえて

「全然わかりません。」

サクラが四宮の言葉の意味を倉崎に説明している。

・四宮は産婦人科医の息子として育ったので、倉崎と子供のことを心配している。

・産婦人科は常に人手不足。
どうしても個人が頑張りすぎてしまう。
結果、自分の子供の育児がおろそかになってしまったり、家族を犠牲にしてしまうことだってある。

「今のお前は母親なんだから。」

倉崎は

シングルマザーの女医はもう戦力外で、

キャリアアップを求めるなという事ですか?

と質問する。

これに対してサクラは

医者だって人間。

それぞれの生活があっていろんな事情を抱えている。

それらを全部背負って肉体的にも精神的にもすり減らして仕事を続けることは・・

「美徳じゃないんだよ、倉崎。」

と諭すように言う。

倉崎は俯いて考えている。

サクラは続ける。

ここはチーム医療。

お互いが補い合い、支え合わなきゃならない。

シングルマザーの女医ならなおさらのこと。

ここは倉崎のような優秀な女医が必要な職場。

倉崎はペルソナにとって大切な戦力。

まだまだ先は長い。

「だから無理はするな。」

講談医大。

ユリカちゃん退院の日。

看護師たちが祝福してくれる。

倉崎が礼を言い、赤ちゃんを抱いて退院しようとすると

井川先生が駆け付けた。

黙っていくなよ、と文句を言う井川先生。

看護師が通りかかった。

井川先生の元浮気相手で、井川先生とその元奥さんと顔を合わせて気まずそうにする。

倉崎と井川先生がベンチで話している。

看護師に手を出すのも大変ね、と嫌味を言う倉崎。

それでもやり直したくて仕方がない井川先生。

妊娠を知ってて離婚を決断したという倉崎。

そんなに俺の浮気が許せなかったのか、と聞かれて

倉崎は

確かにあの時は悲しかったし、頭にも来た。

けれど振り返ってみると、浮気はただのきっかけだった。

このまま子育てに追われて、医療に携わるにしてもバイトで産科医をするくらい・・・

そういう人生を望まなかった。

自分は何のために産科医になったのかと考えたら、一人で生きてみたくなったと話す。

いや、子供と2人か・・・

とにかくそう言う事だから、

もう井川先生とはやり直せない。

 

じゃ、私行くね、と倉崎が立ち上がる。

井川先生は、

一人で抱え込まないで、何かあったら無理しないで言えよ。

と言ってくれた。

倉崎は笑顔で振り返って

「もう大丈夫。

そこまで無理しないって決めたら。」

–腎盂腎炎編 おしまい

〇感想

四宮先生、クールを装っているけど、優しさがぽろぽろこぼれますね。

わかりにくい四宮の優しさをサクラが毎回説明してやってるのは大変だとは思いますが、いいコンビなのかな。


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