–NICU part2 第5話(19巻収録・NICU part2)あらすじ

白川から風間さん夫婦へ説明すると・・


「ウチの子は肺じゃなくて・・・

心臓が悪かったってことですか?

じゃあこの3日間やってた治療は・・・」

 


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白川はうつむいたまま

「効果はないと言っていいかもしれません。」


「効果がない?

それって医療ミスですよね?」

白川の顔から血の気が引く。

医者にとってとてつもなく重い一言、

しかし奥さんは冷静に夫をいさめる。

今はそんな事を言ってる場合じゃない。

今、この子はどんな状況で、どんな治療が必要なのか。

今橋が答える。

・風間さんの赤ちゃんの肺高血圧の原因は、お産の時のストレスが原因ではなく、肺の血管の走行に生まれつき異常があるため。
つまり、先天的な心臓の疾患。

・心臓内での血液の流れは、右心室から出た血液は肺を通り、左心房へ返るのが通常。

・風間さんの赤ちゃんの場合、異常血管である垂直静脈を通るため、左心房へは帰らず、肝臓の静脈へ合流し、右心房へ流れてしまっている。

・そのために肺に血液が溜まり、全身の血流・・・酸素が不足してしまっている。

奥さん
「じゃあこの子はどうしたらいいんですか?」

今橋
「今から講談大学附属病院に搬送して詳しく調べ、恐らく手術になります。」

 

今橋は講談大学附属病院へは白川が付き添うように言う。

それは風間さんが嫌がるのではと、白川はしり込みするが・・

今橋は

今回の診断は他の新生児科医でも難しいもの。

医療ミスとは言えないし、白川を責めるつもりはない。

ただ、ここのスタッフが何か変だと思った時はは何かが変だのだ。

看護師の助言をないがしろにしたのは明らかに白川のミス。

実力の過信からきたもの。

「白川先生は風間さんのベビーの担当医です。

最後まで見届けてください。」

救急車の中では重く、気まずい空気が漂う。

 

講談大学附属病院に着き・・

大学病院の医師
「一酸化窒素を3日か・・・

けっこう引っぱりましたね。」

白川
「はい・・

もっと早く見つけていれば・・・」

医師
「でも気がついてよかったじゃないですか。

ごくろうさま、もう帰っていいですよ。」


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慌ててきたので財布を置いてきてしまった白川。

あるいてトボトボ帰る。

ある小児科の前を通りかかった時、聞き覚えのある声が白川を呼び止める。

「白川先生、こんなとこで何してんの?」

俯いていた顔を上げて見ると・・

新井先生!
(以前ペルソナのNICUで働いていた。
前回のドラマにも登場。)

このクリニックで小児科の一般外来のバイトをしているという。

中に入って話すことに。

 

白川は、風間さんの一件を新井にはなす。

すると新井は

確かに総肺静脈還流異常は、すぐに診断するのは難しい。

と慰めてくれた。

それにしても落ち込んでいる白川を見て、

お前の責任だ、と誰かに言われいたんでしょう?と新井。

それは、変に慰められるより、お前の責任だとはっきり言われたほうがスッキリするから。

そしてそのあとはくよくよせずに、自分がどこで間違えたのかよく考えなさいと励ます。

 

新井にもほぼ同じ経験があるという。

一酸化窒素を3日も引っ張った上に サーファクタント製剤まで投与した。

大学病院にはさんざん嫌味を言われてみじめな気持ちになった。

それからは小児循環器科の医師になり、どんなベビーでも助けてやると頑張ったが、バーンアウトしてしまった。

 

新井は今、先輩の在宅医療を手伝っているという。

NICUを卒業した赤ちゃんの家にいって診てあげる。

気管切開をして24時間吸引対応が必要だったり、

医療ケアが必要な子供は多い。

介護負担は両親、特に母親に重くのしかかる。

学校に通うのに家族の付き添いがないと許可してもらえない子供もいる。

赤ちゃんを助けることはもちろん大事だが、今は助けた後のことを考えているという。

「どんな子供にだって未来も可能性もあるから。」

 

白川は新井のことを鉄仮面だと思っていた。

意外な一面に驚いている。

でも、
「俺は今の新井先生のほうが好きっすよ。」

新井は柄にもなくちょっと照れる。

新井のおかげで前向きになれた白川。

手をふる新井に笑顔でこたえて、ペルソナに帰って行った。

–NICU part2 第5話ここまで

第6話へつづく

〇感想

相変わらず熱い女ですねー、新井先生。

白川も落ち込んでいる時にいい人に会えました。

財布を忘れたことがこんな形で功をそうするとは。

いい運持ってますね。


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