冒頭、回想から。
蓮も、甲羅式部もまだ10歳くらいの頃。
式部が近所の子供にいじめられている。
殴られても、蹴られてもやり返さない式部。
身体を固くすることで石のようになれるとはいえ、ちょっと情けない。
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そこに蓮が来ていじめっ子たちを追い払う。
蓮は式部に、ちょっとはやり返せというが、
根っからの小心者の式部は戦う事が苦手なのだ。
そんな式部の頭にに蓮は刀を突き立てる!
刀は折れてしまうが・・・
蓮
「持って生まれた力を使いもしねえ忍なんてのはな、
その辺の石ッコロほどの価値もねえんだよ。」
と喝を入れる。
”忍ならころせ・・生きるために。”
これは小さい頃から叩き込まれてきた忍としての真実。
忍とは、決して血筋のみにて成ることをあたわず。
まだ子どもである
八郎、才蔵、七弦、現、涙、式部に野党討伐の任務が課された。
蓮は蚊帳の外・・
いつもそうだ。
生まれつき忍法を使えない蓮は戦力として認めてもらえない。
負けん気の強い蓮は日々、誰よりも鍛錬してきた。
しかし、頭である響八郎からははっきりと
お前を忍と認めることはできないと言い渡される。
まだ幼い八郎達。
いつもの野党狩りの任務を遂行していた。
今回は野党たちのねぐらを急襲しようと、才蔵がねぐらを探すも、見つからない。
100人以上の野党に囲まれて苦戦する八郎達。
その時、
臆病風に吹かれた式部はその場から逃げ出してしまった!
式部は一軒の廃屋にたどり着いた。
身を隠そうと中に入ると・・・
蓮が縛り上げられ、今まさに命を奪われようとしていた。
そこは野党たちのねぐらだったのだ。
手柄を立てて認められようと、蓮は一人で野党のねぐらを突き止め、乗り込んだのだった。
しかし返り討ちに会い、このありさま。
この時、式部の力が覚醒する。
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大好きな蓮を助けるため、一人で野党たちを殲滅してしまった!!
—
その日戻ってから・・
蓮と式部は響八郎のもとに呼び出される。
蓮はその単独行動を、
式部は任務放棄と敵前逃亡の責を問われ、里追放の沙汰を言い渡される。
蓮は式部をかばう。
式部は野党を倒し、任務を果たした。
責めは自分だけにしてくださいと。
それを聞いた響八郎
「お主らは忍としての資格なしに違いない。
ならばお前ら半人前同士、二人で一人分の忍として認めることにしよう。」
決して単独行動はすること無かれ。
このことがあってから、蓮と式部はいつも行動を共にしてきたのだった。
–回想終わり。
式部の手の中には片手と両足を斬られて苦しむ蓮がいた。
そして目をやられた孫六はの怒りは頂点に達している。
「忍ども・・・ころす・・!!
どこにいる!!」
と言いながら手当たり次第に木を切り倒している。
完全に視力を失っているようだ。
物陰に隠れて式部は腕の中の蓮に話しかける。
8年前のあの日、蓮はおでに命をくれた。
この命は蓮のために使う。
「おでたちは二人で一人の忍・・
一人ではしなせねえ・・!」
いつも穏やかな式部の顔が修羅と化していた!!
——16話ここまで。
バジリスク桜花忍法帖 17話に続く
—
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〇感想
本気の式部はハンパなく強いでしょう!
それは間違いない。
しかし相手は全ての攻撃を無効化してしまう紋様を体中に刻んでいます。
どう戦う?式部!!
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