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教育大改革・・
2020年以降の日本を生き抜くために。
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冒頭、東大の合格発表から。
みなが合格者掲示板の前に群がって喜びの声を上げる中、
遠巻きに双眼鏡で合格者のチェックをしている女性がいる。
この女性は水野直美。
現在桜木の法律事務所で働いている弁護士。
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クライアントとの打ち合わせを終えた桜木の携帯に水野から着信。
報告の内容は、龍山高校からの東大合格者数。
今年は9名受けて全滅。
桜木
「くっそ~
なにやってんだあいつら~・・」
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龍山高校。
龍山高校でも、9名全員不合格の知らせを受けて動揺が広がっていた。
教頭の高原が教師たちを集めて話をしている。
・非常に残念。
・生徒や保護者に申し訳ない。
・難関コース担任の先生方は生徒のフォローを。
解散後、国語教師の宮原(女性)が高原に話しかける。
「ここ何年か・・・
東大の合格発表の日は職員室内が暗いですね・・」
大台の10名をこえて沸き返ったのは6年前。
有名進学校の仲間入りができると期待に胸が躍ったのだが・・・
しかし5年前に新校舎が出来て、
学園が新しいスタートを切ったあたりから進学実績が下落傾向に陥った。
弁護士の桜木先生が龍山高校を離れてから。
その後に女帝が来て、それから龍山高校がおかしくなった。
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理事長室。
東大合格者ゼロという結果を受けて、奥田校長が理事長代行・龍野久美子に詫びを入れている。
理事長への報告は龍野がするという。
この龍野、柔道部と剣道部の廃部を生徒OBの反対を押し切って強引に進めている模様。
その理由は、暴力的だから。
校長は強引すぎるやり方に反対の模様。
理事長に直接相談をしたいと申し出ても・・・
この女理事長代行は、自分が経営判断を一任されていると言って聞かない。
「代行である私の意志は理事長の意思。
私の決定は理事長の決定です。」
校長が出て行った後の理事長代行の独り言
「この学園は私のものよ。」
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桜木建二法律事務所。
桜木は、龍山高校からの東大合格者がゼロということがまだ信じられない様子。
水野に、本当にちゃんと見たのかと絡む。
3回は確認したという水野。
桜木はやっと納得した模様。
自分が新校舎建設させて東大二桁を達成し、有名校に仕立て上げた。
それが、龍山高校を離れた途端にこのざま。
桜木がなぜ龍山高校の評価を気にするのか。
それは・・
龍山高校の評価はこの事務所の評価でもあるから。
偏差値30の高校から東大合格者を送り出し、奇跡の学校再生を成し遂げた・・
弁護士桜木建二!
この評判で全国の私立学校から経営指導の依頼が数多く舞い込み、
”学校法人に強い桜木建二事務所”のブランド価値が確立したのだ。
言わば龍山高校は桜木のメシの種。
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絶対に腐らせるわけにはいかない。
龍山高校の現状をまとめるように水野に指示を出す。
「場合によっては放っとかない。」
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2日後・・・
龍山高校の教師のうち、有志が集まって会議を行っている。
経営陣に対する不満も少なからずある模様。
桜木と水野が龍山高校に到着。
大きく育ったドラゴン桜を見上げる二人。
このサクラと共に龍山も大きく育つはずだったのに・・・
この二人の様子を理事長代行はいまいまし気に上から見下ろしていた。
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会議の様子・・・
東大の合格者はゼロだった。
だが、私大合格者は増加している。
早慶立教などの六大学は過去最高。
人気の私大合格で保護者からはむしろ感謝されている。
生徒たちも東大や旧帝大魅力を感じていない様子。
桜木はこの会議を会議室の外で聞いていた。
そして会議室のドアを開けて中に入る。
国語教師の宮原は桜木の姿を見て驚く。
水野には連絡していたのだが、桜木まで来るとは思っていなかった。
教頭の高原は立って桜木に挨拶する。
5年ぶりの再会である。
他の教師たちが桜木と水野の話をする。
桜木は龍山を再建させた弁護士。
水野は龍山から東大合格第一号。
もともとの偏差値は30だった・・・
桜木は早速本題に入る。
「生徒たちは東大や旧帝大に魅力を感じていないだって?
あんたら何をふざけたこと言ってんだ。
そんなふうだから東大合格がゼロなんだ!」
あっけにとられる龍山の教師たち。
桜木は構わず続ける。
・生徒に強いこだわりをもたせるのが教師の役目。
・絶対東大に入れとハッパをかけ続けるのが龍山の教師!
・龍山の目標はあくまで東大合格100人!
桜木と同じスタンスの宮原は嬉しそう。
桜木は教師たちの危機感のなさを指摘する。
生ぬる過ぎる。
2020年に大学入試制度が大幅に変わる。
のんびり構えていては全く新しい入学試験のもとで生徒を合格させることなどできない!
あと2年しかない。
学校も生徒も準備を始めなければならない!
そこに
「あなたには関係ありません。」
と言って理事長代行が入って来た!
桜木
(出たな・・・
龍山凋落の元凶!)
睨みあう桜木と理事長代行!
——1話ここまで。
ドラゴン桜2 2話に続く
〇感想
自ら利益のために極論を正論のようにまくし立てる桜木。
ここまブレてないと清々しい。
難関国公立を目指している生徒にとってはいいと思うけど。
モチベーション高まるし、学校全体の雰囲気が勉強しやすいものになるだろうし。
1作目を見ていないので分からないけど、なぜここまで東大や旧帝大にこだわるのだろう。
早稲田や慶応なら十分学校の評判アップにつながるような気がするけど・・
その辺の説明はこれからあるのかな。
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