認定遺伝カウンセラー、真田ケンジの自宅マンション。
朝の支度をしながら猫に話しかけている。
ペルソナを働きやすそうな職場と言っている。
ちなみにこの猫の名はゲノム。
白黒ツートンの猫。
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朝食中のヒカルとタケヒコ。
ヒカルは昨日言い過ぎたと謝っている。
二人とも出生前診断のことをよく知らない。
受ける受けないは別として一度鴻鳥先生に聞いてみることに。
ヒカルから相談を受けたサクラ。
出生前診断について説明する。
・お腹の赤ちゃんの病気が全てわかる訳ではない。
・赤ちゃんの3~5%は生まれつき何らかの病気があるといわれている。
・生まれる前からわかるものもあれば、生まれた後にわかるものもある。
・新型出生前診断は13トリソミー、18トリソミー、21トリソミー(ダウン症)の3種類を検査する。
この3つは染色体疾患の7割程度を占めている。
それが採血だけでわかる
・結果は陽性もしくは陰性という形で出るが、それが確定と言うわけではない。
・陽性と出た場合は羊水検査を行う事になる。
・羊水検査はお腹に針を刺して羊水を採取して染色体疾患全般を検査することができる。
流産のリスクは300分の1~500分の1
・この検査で陽性と出たら、赤ちゃんはまず染色体疾患だという事になる。
ヒカルは、「なんか怖いな。」と言い、他にリスクのない検査はないかと聞く。
サクラの説明
・15週以降に行う母体血清マーカーがある。
・これは採血を行って18トリソミー、21トリソミー、開放性神経管奇形を調べる。
・他には11週から13週に行いエコー検査がある。
・これは首の後ろのむくみ(後頚部浮腫)の測定をする。
・赤ちゃんの首の後ろに肥厚があれば染色体疾患や心臓疾患を有する割合が高いと言われている。
・偽陽性が多く、指摘されても疾患がない場合が多い。
つまり、エコーや母体血清、新型出生前診断はどれも確定的な検査ではない。
したがって最終的には羊水検査による確定診断が必要。
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その夜、ヒカルは夫のタケヒコに、サクラに聞いたことを報告。
そして気になるその費用は・・・
ペルソナでは
母体血清マーカーが2万。
羊水検査は15万。
新型出生前診断は21万。
出生前診断で陽性が出て、羊水検査をする場合は21万の中に含まれる。
新型出生前診断は受けられる人が決まっている。
・13・18・21トリソミーの検査希望である事。
かつ、分娩時に35歳以上の高年妊婦。
・過去に13・18・21トリソミーの赤ちゃんを出産したことがある人
・お腹の赤ちゃんに疾患の可能性を指摘された人。
ヒカルは36歳なので受けられる。
ヒカルは、鴻鳥先生からは一度夫婦で遺伝カウンセリングを受けるよう勧められたと話す。
夫は賛成し、それを受けてからもう一度ちゃんと話しあうことにする。
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ペルソナの食堂。
サオリちゃんと小松とゴローと真田ケンジで食べている。
真田が独身と聞いてサオリちゃんは興味津々。。
小松に1人暮らしか聞かれて、
真田は少し考えて、違うと答える(猫がいるため)
彼女と同棲しているのかと思ってサオリちゃんはショック!
独り暮らしの寂しさを話す小松。
ゴローは猫を飼う事を勧める。
しかし小松は、一人暮らしで猫なんて飼ったらそれこそ寂しい奴という。
真田「・・・」
小松は続ける
夜勤明けにクタクタになって帰ってきて、
空腹の猫にすり寄られたら
思わず言っちゃうよ
「ニャンだコノヤロー。」
そこにサクラが来て、明日の13時に出生前診断の遺伝カウンセリングが入ったことを真田に伝える。
—
家に帰った真田。
エサを食べているゲノムに、明日ペルソナに入って初の遺伝カウンセリングが入ったことを報告する。
じっとゲノムを見ている真田。
思いついて
「ニャンだコノヤロー。」
とやってみる。
ゲノムは無視。
——232話ここまで。
コウノドリ 233話に続く
〇感想
真田、小松さんとセンスが一緒か。
なんか、溶け込めそうですね。
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