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シリーズ子宮頸管無力症第3話
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ペルソナ。
大山さん夫妻、シンくんを連れて健診に来ている。
30週もこえて、赤ちゃんは元気。
エコーの画面を見て赤ちゃんが動いているのを確認する。
夫
「なんかカワイイな・・・」
妻
「うん。すごくカワイイ・・・」
シンくんの表情はさえない・・・
シンくんはママと一緒に買い物中。
いつものお肉屋でママがお腹の赤ちゃんの話をしていると、急に抱っこをせがみだす。
ママが、お腹に赤ちゃんがいるから我慢してと言っても聞かない。
お肉屋の旦那さんにシンくんはお兄ちゃんになるんだからママの言う事はちゃんと聞かないと・・・
と言われてようやくおとなしくなった。
夜。夫婦二人で生まれてくる女の子の服を選んでいると
シンくんがママに飛びついて甘えだす。
ママが強い口調で
お腹に赤ちゃんがいるからやめてって言ってるでしょ!
と言うとシンくんはビックリしてやめるが・・
今度はいじけて地団駄を踏み出す。
シンくんとママは今日も一緒に買い物。
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ママはお肉屋でシンくんの事を相談する。
お肉屋の奥さんは、自分のとこも下の子が出来た時はそうだったという。
上の子に、パパもママももう僕がいらないんでしょ。
なんて言われた。
きっとシンくんは大好きなパパとママを赤ちゃんに取られちゃう気がして不安なんだね・・・
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夜。
シンくんを挟んで川の字で寝る。
寝ている心くん越しに夫婦で話し合う。
手術して入院したりしたからシンなりに色々がガマンしていたのかも。
今度の休みに3人で遊園地に行こうということになり・・
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健診の日。
ママはサクラに遊園地に行ってもいいか聞いてみる。
お腹の子が産まれたら育児に追われて今よりもっとシンに我慢をさせてしまうから・・
それに家族3人でどこかに行くのはこれで最後になると思うので。
サクラは思案して・・
ペルソナから車で30分の講談ランドならいいと言う。
シンくん嬉しそう。
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遊園地で家族3人、すごく楽しそう。
幸せそうな笑顔のシンくん、そしてパパとママ。
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