グループステージ第三戦(最終戦)
VS 中国
まだゲームは始まったばかり。
コーナーからの秋森のヘディングシュートは外れたが日本はいい感じでゲームに入れた。
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今のプレーを見てモレッティ監督は
中国選手はボールウォッチャーのお手本だったと言う。
あれほど守備練習で繰り返しやったというのに。
「まったく。
そもそも考え物。
この中国の強化のやり方は。」
アレックにボールが渡り、
アレックは城西に。
そして窪田にパスがいったところで
椿が走る!
「窪ちゃん!!」
しかし窪田から椿へのパスは中国選手にカットされる。
惜しかった!
通ればビッグチャンスだったのに!
—
記者席。
藤澤は嬉しそう。
日本が圧倒できてる!
そして椿と窪田が頑張ってる!
他の記者も・・
日本のやりたい展開でサッカーができていると言っている。
モレッティが監督になった中国も2戦を終えて未だ無失点と結果を出しているが・・
やっぱりこのゲームは日本の方がいちまい上手。
中国の守備は後手に回っているし
たとえボールを奪っても日本の両SBがカウンターを警戒したポジショニングで対応している。
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こうなると中国はロングボールを放り込むしか戦術がない。
決勝進出が決まったにも関わらずモレッティは主力選手を休ませずに使って来た。
アジアチャンピオンを相手に良いゲームをしてさらに弾みをつけたかったのか。
—
そのモレッティ監督。
ずっと首をかしげている。
やはり簡単ではない。
中国はお金をつぎ込んで国策としてサッカーの発展を掲げたところはいい。
しかしクラブが大金を積んで連れてくる選手は華のある攻撃的な選手ばかり。
スタープレーヤーが点を取ることでリーグを盛り上げてはいるものの
守備をするのは中国人選手。
彼らに守備のお手本となる大物選手はいない。
そして中国代表となると、
当然点を取ってくれる外国人選手などいない。
守備の構築で世界に名を馳せたこのモレッティを呼んだところでお手上げ。
それに、中国人選手は外からの意見をなかなか受け入れないところもある。
これでは中国代表が強くなることは無い。
結局文化は金では買えない。
そう思って金だけもらってトンズラしようと考えていたが・・
不思議なもので才能というのは突然生まれる。
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