グループステージ第三戦(最終戦)
日本 2-0 中国
後半。
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椿が生き生きとプレーしている。
チームメイトとの意思疎通がスムーズにいっていると感じている様子。
自分のやりたいことを瞬時に理解してくれる。
みんなもボールに意思を乗せて伝えてくれる。
無駄がない。
そして窪ちゃんに至ってはアイコンタクトが必要ないほど考えていることが手に取るようにわかる。
(この―チームでやるサッカーは本当に楽しい・・・!!)
椿シュート!!
これはキーパーに弾かれた!
「そこは決めろよー
椿ーっ!
フリーだろー!」
と怒っているのは八谷。
椿もショックを受けている。
—
テレビ解説も
今のは決めなきゃいけませんねー
と言っている。
コータ
「だはーっ
ホントだよもーーっ
ダメだよ椿!
そういうの外してるとどんどんコーチとかチームメイトの態度が冷たくなるからね!」
悲しいとこだけ経験者面だな。
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と父親に突っ込まれる。
でもこの試合、U-22のゲームばりに椿や窪田が目立っている。
そこはコータも父ちゃんも楽しめている。
そしてお母さんも。
後半から志村と岩淵ってレギュラー組を投入したことでその選手の引き立て役にまわるかと思ったら・・
今みたいな決定機にもどんどん絡んでいってんだから大したものよ。
などと言っている。
いつの間にか随分詳しくなっている。
コータはこの3戦目が一番見てて楽しいという。
確かにコータは椿ファンで、窪田も好きだが、
何より今日の日本代表は連携が取れててワクワクする。
それに、一番強そうに見える。
これには父親も同意見。
しかしお母さんは冷静。
椿が出てれば強そうに見えるだけじゃないのー
とツッコむ。
どうせ夏木が出てきたら最強のチームとか言い出す。
それは否定できない父ちゃん。
結局サッカーファンの前にETUサポなのだ。
コータは食い入るようにテレビを見ている。
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