前回のあらすじ
藤井が東大専科をあんなとこといった。
そう言う見下すような態度をとっていると100回受けても東大には受からないと断言する桜木。
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3月末の理事会。
出席者は
理事長代行 龍野久美子
校長 奥田義明
教頭 高原浩之
そして桜木。
定員割れの原因として、桜木は龍山の魅力のなさをあげた。
桜木は中高一貫にすべきと主張。
理事長代行は反対する。
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ここから25話
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理事長代行が反対することは桜木は予想していた。
二人の対立を目の当たりにした高原教頭は
絶対に引かないこの二人の議論は長く激しい戦いになるだろうと予想する。
桜木は、代行に反対の理由を聞く。
代行の答え
進学実績のみを追い求める桜木の方針は、生徒の成長を阻害する。
自分が理想とする龍山高校の教育理念は国際社会で活躍できる、創造性豊かな人材の育成。
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グローバルな視点で自由な発想と高いコミュニケーション能力、国際感覚に優れ・・
失敗を恐れず果敢にチャレンジし続ける若者をこの学園から排出したい!
国際化・情報化の時代に受験に重点を置く日本の教育は誤り。
今こそ龍山学園は旧来型の進学校ではなく、革新的教育システムに移行すべき。
この代行の教育理念を聞いて、高原教頭は感動してしまう。
こんなに先進的で見識の高い考えをお持ちだったとは・・
その高原の様子を見て桜木は呆れてしまう。
この女はそんな高尚なタマじゃない。
今この場で思いついて口から出まかせを並べているだけ。
桜木は、代行が何かを隠していると感じる。
いつかその化けの皮を剥がしてやる!
代行は校長と教頭に意見を求める。
高原教頭は代行の理念に賛同するという。
しかし、学校間競争の中で生き残らなくてはならない事も現実。
生徒の確保は年々厳しくなっていく。
そこは校長も同じ立場。
理想も大事だが経営が成り立たなくてはならない。
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