前回のあらすじ
対満附戦。
9回裏 DL 2-0 満附
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楠の考えに狩野は気付いた。
ニンマリの狩野。
三振獲りたい天津。
放り込みたい針生
同点の本塁踏みたい1塁ランナー
1塁走者はツーアウトだから全打席ゴー
おのずとリードもデカくなる。
狩野
(さすが楠さん・・
三者の欲を利用する気か・・・)
天津の渾身のストレートがインハイへ!!
針生空振り!
楠はファーストへ矢のような送球!
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ここから167話
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リードが大きかった一塁ランナーは戻れない!
狩野がタッチしてアウト。
遂に決着2-0
DL、し闘を制して決勝進出!
スタンディングオベーションで観衆が両チームを称える。
万年と笛吹が話す。
残酷・・
あの一塁走者一生傷残る。
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猿のケンカだと思っていたけど、人間が混じっていた。
あの狩野が正捕手を取れなかった。
DLの頭脳はあのソバカス。
「同じポジションとしてどう思いまんねん?」
と笛吹が万年に聞く。
「ワンマンチームの限界。
気づくのが遅いわ 針生君。」
満附のベンチでは皆泣いている中、針生だけ飄々と口笛を吹いている。
その針生に次の試合の準備で入って来た快苑・万年がチョコレート菓子をあげる。
針生は受け取って
「皆でキャンプファイアーしてくるわ。」
帰りのバスで針生は
ガチで目指すか・・甲子園
と思っていた。
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午後4時30分
大阪府富田林市
DL学園高校
DLのメンバーはプールで休養していた。
飛田と丸井から快苑の準決勝の結果報告が上がって来た。
報告書はたった9文字。
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