前回の続きで新虹社。
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編集長が先行して進めてた夏生の単行本の表紙とオビのラフは
ストーカーさっ傷事件の被害青年が書く
今年一番の注目作
人とは、そして罪とは・・・
あまりに商業的な売り文句に蔦谷さんが一言。
編集長・・・
お言葉ですが、めっちゃ悪い顔してますよ。
フォトジェニックなほど。
編集長
「やかましい
元からこの顔じゃい!」
蔦谷
「いや、今それに拍車がかかって・・・
悪代官ぶりが一際・・」
「誰が悪代官じゃ!」
蔦谷さんは、こんな煽り文のオビでは確実に藤井君が承知しないと話す。
編集長もそれは承知している。
金勘定だけでこういう売り方をしてるのではないという。
藤井君には文才がある。
それは認める。
ただ、その才能も多くの人に読んでもらわなければ世に認知されない。
各出版社が推す新人作家がごまんといる中で埋もれないためには、こういう話題を利用してでもまず作品に触れてもらうことが大事。
無名の新人作家がただ本を出しても1000部いくかどうか。
でも、デカい下駄を履かせれば目立つ。
広く世間に知ってもらうのも、俺らの仕事だろう。
編集長の言う事にも一理ある。
蔦谷さんは言い返せない。
あとは夏生が納得するかどうか・・
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ラマン。
夏生がフミヤ相手に愚痴をこぼしている。
ヒナとスカイプしていたら同僚の男が顔を出したことについて。
ルイに限ってやましいことはしないと信じてはいるけど・・
ざわっとすると言うか、ムカッとすると言うか・・
何とも言えない焦燥感に苛まれる!
それに同僚がシュッとしたイケメンだったことも気に入らない!
フミヤが夏生の後ろに回ってヘッドロック。
そして自分の鼻毛を抜く。
可愛い女の子に囲まれて楽しい大学生活を送っている夏生の悩みなど、この鼻毛ほどの価値もないと言って、夏生に鼻毛移植を試みる!!
茗治大学と違って、東大は女子率が低いのだ。
そこに陽菜が来た。
夏生が愚痴をこぼしていたと聞いて
陽菜
「やっぱ持つべきものは親友だね。
何かあったらこうして話聞いてくれるなんてさ。」
フミヤはもっと親身になってやることも出来るという。
それは・・・
陽菜と結婚して夏生と親族になること。
「さ、お義兄さんと呼んでごらん?」
夏生
「絶対ヤダ。」
夏生は、実はフミヤに女の子を紹介できると言う。
東大に友達いると言ったら向こうから紹介してと言ってきたらしい。
フミヤ、大興奮!
急に夏生に奢ると言い出した。
なんだかめでたい感じになったので陽菜はいいお酒を注文。
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