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菊水コーチは

「失礼をお許しください。」

と前置きをして続ける。

 


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徳永コーチに親心があろうが

山梨県人会の力学が働いていようが、結果が良ければいい。

内部で僕に批判されてる次元ならいい

 

そして菊水コーチはスマホを取り出して二人に見せる。

それは老山アナがテレビニュースで話した内容のネットニュース。

仙台ゴールデンカップスの山梨ラインについて痛烈に批判している。

 

老山
「同じ山梨出身でFAの高額年俸で入団してきた凡田投手の防御率を少しでも下げてやりたいと考えていたのでしょう、徳永コーチはっ!」

そして徳永コーチを登用しているのが同じ山梨出身の向井監督。

昨日の印西投手は4失点で4回でマウンドを降ろされたが、自軍も3点取っていたのだから交代させることはなかった。

そこから始まっての今日の凡田投手の完投へのこだわり。

徳永コーチも向井監督ももっと考えて采配を振るっていただきたい。

 

こう言った内容。

 

老山アナは同じ山梨出身で向井たちの味方。

他のマスコミが薄々感づいていることを真っ先に言ってやってガス抜きをしてくれているのだ。

しかし中央のマスコミが最初に言い出したら厄介だと言う菊水コーチ。

 

菊水コーチは続ける。

ファンだって昨日や今日の投手起用を見たら同じことを考える。


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老山アナはファンに対してもガス抜きをしてくれた。

今のところ地方局のうるさ方の女子アナがひとりで騒いでいる

くらいでとどめてくれている。

これは老山アナが、お前ら真面目にやれ

と言ってくれたという事。

「これからは心を鬼にしてやってもらわんと!

徳永コーチ!」

 

徳永コーチは顔面蒼白。

「心を・・鬼にして・・・」

とつぶやくのが精一杯だった・・・

 

 

仙台の老山アナのマンションでは・・

恵がおじいちゃんおばあちゃんと一緒に老山アナのニュースを見ていた。

仙台ゴールデンカップスの首脳陣に対する痛烈な批判をする嫁を見てオロオロするおじいちゃんおばあちゃん。

しかし恵は目を輝かせて母ちゃんサイコーにカッコ良かったと言っている。

 

——23話ここまで。

グラゼニ パ・リーグ編 24話に続く

 

〇感想

凄いですね。

恵ちゃんはお母さんがゴールデンカップスの首脳陣の批判をした真意をわかっているのでしょうか。

小学2年生にして。

もしかしてカメラマンの小島が説明したことがあったのかも。

 

徳永コーチが心配です。

随分追い詰められた顔をしていました。

こうなると行動が極端になってしまうところがありそうだから、今度は夏之介にすごく厳しい采配を振るう事になるかもしれません。

それが夏之介にとっていい結果に繋がればいいのですが・・

 


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