シリーズ 妊娠高血圧症!(12巻収録)後編
前回、焼肉弁当を食べたいとごねる妻(ミィちゃん)に、
思わず「いい加減にしろよ、デブ!」
と言ってしまった夫(ヨウちゃん)。
さすがにショックを受けるミィちゃん。
妊娠中の妻にデブとか言うかな~、と夫をなじる。
スポンサーリンク
ミィちゃんの言い分は
”二人分なんだからお腹がすく”
それはわかるが、医者に太りすぎ注意を言い渡されているのだ。
このまま食べ続けていたら・・・
夫のヨウちゃんはそこが心配でならない。
僕らには2人分の命の責任がある、と妻を説得しようとするが・・
ミィちゃんは話の途中でポテチを探し出す。
ポテチが見つからない。
当然だ。ヨウちゃんが隠したから。
ヨウちゃんは気持ちをストレートにぶつける。
先生に、命にかかわることもあると言われた。
もしミィちゃんと赤ちゃんに、太り過ぎが原因で最悪な事がおきたら、悔やんでも悔やみきれない。
妊娠・出産の主役は母親。
父親は脇役でしかない。
そこまで言うと、ヨウちゃんはポテチを差し出す。
するとミィちゃんは、いらない、と突っ返す。
これからは一緒にウォーキングもする、と反省した模様。
ヨウちゃんの気持ちはミィちゃんに通じたのか!?
—
ヨウちゃん、職場の休憩室からミィちゃんに電話。
ミィちゃんに昼ご飯を食べたかの確認。
ミィちゃんのお昼ご飯はヨウちゃんが作ってくれた野菜スープ。
それを食べて今は散歩中。
いいぞ、ミィちゃん、その調子!
買い食いはダメだよ、と念を押して電話を切るヨウちゃん。
すると、コンビニの前を通りかかったミィちゃん。
パフェの広告が目に入る。
ガマンガマンと自分に言い聞かせて通り過ぎる。
しかし・・・・・
ミィちゃん戻って来ちゃった!
そしてコンビニに入っていっちゃった!
嬉しそうにパフェ食べながら出てきたミィちゃん・・・
—
後日・・
二人でサクラの元に健診に行く。
ヨウちゃんの説明だと、
この1か月食事に気を付けて、二人でウォーキングをしたけれど、体重が増えているとのこと。
計ってみると、血圧も高い。
尿たんぱくも3プラス。
スポンサーリンク
今から入院しましょう、とあっさり言うサクラ。
急の事で驚く二人。
サクラ
「妊娠高血圧症候群です。」
—
そしてその日の午後。
ミィちゃんの血圧は上昇。
赤ちゃんのモニターも元気とはいいがたい。
もうねばる必要はない。
—
今日中に帝王切開をすると、夫婦に説明するサクラ。
・このままでは突然気を失う子癇発作や、胎盤早期剥離が起きるかもしれない。
・母体の為にも、赤ちゃんのためにも妊娠を終わらせる必要がある。
でも予定まで1カ月以上ある。
そう心配するミィちゃん。
サクラの説明
・体重は2500グラムあってほぼ成熟している。
・出生後はNICUかGCUで新生児科医が診ていく。
妻の体のことを心配するヨウちゃん。
サクラは状況を見て対応していくと説明する。
ミィちゃんは私のせいだ、私が買い食いしてたからだ!と告白する。
—
手術中も買い食いのことを悔やみ続けるミィちゃん。
それに対しサクラは
太り過ぎが必ずしも妊娠高血圧症候群になるとは限らない、という。
しかし、今回の場合は太り過ぎが原因の一つ。
リスクを少しでも下げるために、体重管理は大切な事、と説明する。
そして・・赤ちゃんが無事生まれた。
—
ヨウちゃんは保育器の中の赤ちゃんを泣きそうな顔で見ている。
—
翌日。
ミィちゃんは血圧が下がり、むくみも引いて体調がよさそう。
来週中には退院できるとのこと。
赤ちゃんも元気。
少したって・・
ミィちゃんは、
私おかしいかも‥と言い出す。
どっか具合でも悪いのかと心配するヨウちゃん。
ミィちゃん
「一人なのに二人分お腹空いた。」
同僚の山田の話もあり、産後の体重増加を心配するヨウちゃん。
でもまあ、今日はめでたい気分。
退院したらいっしょに焼肉食べようと約束して盛り上がる二人。
–117話ここまで
コウノドリ 妊娠高血圧症編 おしまい
○感想
ミィちゃんがコンビニからむしゃむしゃ食べながら出てきたときはどうなることかと思いましたが、
母子ともに無事、夫婦も円満でよかったよかった。
カイザー中って、執刀医と妊婦は会話するものなのかな。
スポンサーリンク