桜木が仕組んだ天野母と早瀬母、そして水野もいれた面談。

桜木は二人の母親に子供は東大を受験すると伝えた。

母親たちは驚く。

「まさか・・・

東京大学って・・・・」

 


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息子から聞いていないという天野母。

桜木が説明する。

「天野君には口止めしています。

東大受験の事は家では話すな。

親には黙っているようにと。」

 

当然天野母は納得しない。

息子に会わせろ。

直接聞いてみると言い出す。

 

桜木
「何を聞くんですか。」

天野母
「ですから・・・

どうして東大を受けるのか。」

 

桜木は

天野君は聞かれても答えられないという。

何故なら、天野君には東大を受ける理由がないから。

これは天野君に限ったことではなく

日本の高校生に受験先を決める明確な理由はない。

みんななんとなく雰囲気で決めている。

 

桜木は母親たちに聞いてみる。

「お母さんたちには理由がありましたか?」

 

母親たちも、なかった。

 

天野母は、東大はなんとなくで決める所じゃないと思うという。

何故なら、日本で一番難しい大学だし、勉強が大変だから。

 

桜木は、それは思い込みだという。


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東大に合格するための勉強を1年間きっちりとやりこなせば十分に合格できる。

 

桜木は 水野に「なっ」と振る。

一応、水野の事を説明する

龍山高校東大合格者第一号、水野直美。

 

母親たちは知っていた。

学校案内のパンフレットに載っていた。

 

水野
「私が東大専科の担任を務め、早瀬さん、天野君の受験指導を行います。」

 

天野母は、それでも本人の口から直接聞かないと納得できないという。

 

桜木
「お母さんがこだわっているポイントは、

相談されていない

勝手に決められた

という事ですね。

しかし私が親に話すなと命じた理由はそこです。

何故なら、十代の子供が親に相談すると、ほぼすべて結論は否定で終わってしまうからです。

子供は受験に理由などないから、理由を聞かれても口ごもってしまう。

すると親は、理由がない事に苛立ちます。

まして東大なんて妄想としか思えません。

すると現実論を並べ、目を覚ますようにと畳み掛けます。

最期は説教口調となり、

” もっとちゃんと考えて ”

そう言って打ち切ってしまうのです。」

 

思い上がるふしがあると言顔をする天野母。

「でもそれは・・

子供を心配すればこそで・・・」

 

 

 

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