九月場所5日目

鬼丸と金鎧山の取り組み。

 


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金鎧山は鬼丸の事をどこか軽く見ていた。

それは、二日目の刃皇と鬼丸の印象が残っていたから。

 

それが間違いだと気づくのが遅すぎた。

鬼丸が金鎧山の胸に頭をつけて一気に寄る!!

 

刃皇
「・・・だからお前は・・・

横綱になれんのだ、金関。」

 

 

横綱とは・・

大相撲の番付における最高位。

その地位にふさわしい品格と抜群の力量を求められる。

 

横綱に降格はなく、引退までその地位は保証される。

その相撲内容・成績は常に最高レベルを求められ、一度でも負け越せばその進退を問われることになる。

 

三年前・・・

金鎧山が先場所で優勝し、綱取りがかかった場所で負け越した。

横綱昇進の目安は二場所連続優勝か、それに準ずる成績だが、これで綱取りは白紙になった。

 

しかし金鎧山はどこかホッとしていた。

今の自分の実力で横綱に昇進しては、かえって力士としての寿命を縮めてしまうから。

 

金鎧山が自分の息子に、三年前優勝した時のビデオを見せた時、

息子は


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お父さん、昔は強かったんだね

と言った。

意図しなかった息子の反応に戸惑う金鎧山。

「今の大関の地位を守ることだって凄いことなんだぞ?」

と言ったものの、まだ小さい息子には理解してもらえない。

 

いつの間にか金鎧山は少しでも長く相撲をとることが目的となっていたのだった。

 

 

そして現在。

金鎧山は鬼丸に土俵際まで追い詰められた。

 

刃皇
(二場所連続で負け越せば降格する大関という地位を6年間も守り抜くのは大変なことさ。

そうお前は・・・

無意識のうちに

負け越せば引退を迫られる横綱になるリスクよりも

家族の為に長く力士でいることを選んだのだ・・・)

 

柴木山部屋でテレビ観戦している國崎

(ここで決めろよ火ノ丸・・・・

二番でいいなら好きにすりゃいいが・・・

それに対して

見てる側や、下から来る奴らがどう思うかも自由だよな。

どうなんだよ火ノ丸・・

もしお前が今も一番を目指しているなら・・・

上を目指すでもなくそこに居座る金鎧山は最高に目障りなはずだぜ?)

 

鬼丸は押す!!

金鎧山は土俵際で粘る!!

 

 

 

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