大阪大会決勝。

6回裏、快苑の攻撃。

スコアはDL 3-3 快苑

 

1ボール2ストライクと追い込まれた後の万年。

檜のストレートをジャストミート!!

打球はレフトの場外へと消えた。

万年が吠えた!!

 


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檜はボールの行方を見送る。

険しい顔でつばを飲み込む楠・・

 

恐るべし万年悠太朗。

凄まじいパワー!!

6回裏大阪快苑

主砲の超特大弾で3対4の勝ち越し!!

 

唐松が万年が吠えるのは珍しいと言っている。

それほど価値のある一打席だった。

 

鋭い眼光、拳を握り締め吠えながらベースを回る万年を見て笛吹が話す。

あの子とは17年の付き合い。

あないケダモノやったとは・・・

 

ベンチに戻って来た万年。

依然鬼の形相でチームメイトとハイタッチ。

 

笛吹
「幼馴染に告ぐ。

嬉しい時は・・・

笑たらえぇんやで。」

 

万年、少し嬉しそうな顔になった。

 

DLの選手たちはショックを隠せない。


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選手よりショックを受けているのはベンチにいる藤巻監督。

ガクガクブルブルと震えながら隣の天津に話す。

狩野の一発と万年の一発。

同じ1点でも重みが違う。

今の勝負をシャレこく例えれば

一度はつぶれかけた店を再建すべく、試行錯誤の上やっと完成した最高の1品を一言マズイと言って皿をひっくり返されるようなもの。

それマズイと言われたらもう他に出せる品はない。

檜もだけど、チーム全体のダメージも大きい。

最低でも後1回万年に回る。

 

負けたら藤巻監督のプロ入りの夢も国民を感涙させる珠玉の優勝インタビューもなくなってしまう。

 

天津は厳しい顔でマウンド上の檜を見ながら呟く。

このまま沈むか立ち上がるか・・・・

どっちやボン・・

 

マウンド上の檜。

内野の選手たちに話しかける。

「ここで問題。

DLに来てボクが一番成長したこと。

それは一体なんでしょーか!?」

 

みんな檜をショックでおかしくなったのかと言う顔で見る。

 

 

 

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