大阪大会決勝。
8回裏、快苑の攻撃。
スコアはDL 4-4 快苑
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カウントは1ストライク3ボール
先頭打者万年に対して檜、楠のバッテリーは慎重に攻める。
楠の熱烈なファンである万年は楠の配球のくせは熟知している。
特徴は、洒落こく外す。
1打席目二塁打、2打席目場外ホームランを打っている自分に対して、普通なら正面切って勝負はしないが・・・
したたかな楠は簡単にフォアボールはくれないことはわかっている。
1、2球目は内角にストレート。
3,4球は連続で緩いカーブ。
となると、次は内角に速い球がセオリー。
(そこから楠さんなら3つ4つ捻り込む。
この場面はフォアボール、最悪単打でもOK
高めはコントロールが狂えば長打のリスクがある。)
万年は次の球を絞り込んだ!
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楠のサインに檜は頷く。
見ていた狩野も
(なるほど・・・
今日の檜なら安心や・・・)
内野陣は後ろ手にグッパーして外野にサインを送る。
マリオ
「OK
そこ決まればあっちはないな。」
ルイージにサインを伝える。
檜が投げた!!
万年の読み通りアウトローの直球!!
キレもコースもカンペキ!
しかし!
万年は踏み込んで見事にとらえた!!
万年は少々ブスでもイケるクチなのだ!!
鋭い打球は右中間へ!!
完全に抜けるかと思われたが・・
センターのマリオがダイビングキャッチ!!
超絶ファインプレー!!
マリオ
「マッキーの太い方でデコに大きく書いとけ、弾丸小僧。
敵は9人也って。」
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