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医療安全管理編第3回!
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磯野、サクラ、ゴロー、そして丸山さん夫妻が
カンファレンスルームに集まり、話し合いが行われている。
磯野が丸山さんに
もう一度だけお話をさせていただけませんか?
と言うと、丸山さんの夫は
健診は女医(倉崎)を希望したのになぜか面識のないゴローになったと話す。
そしてそのまま診察になり、いきなり流産だと言われた。
その後すぐに手術や採血の話を切り出されてショックだったらしい。
家に帰って丸山さんは夫の顔を見るなり泣き崩れ
いまでも食事が喉を通らないのこと。
磯野は担当医が変わってしまった手違いについて内部監査を行ったと話す。
確かに受付で女医希望と聞いていたが、カルテを外来看護師に渡す段階で連絡がうまく行っていなかった。
病院側のミスを認め、謝罪する。
その上でサクラは、ペルソナは救急搬送の受け入れも行う周産期センターなので、診察の都合上希望に添えないこともある事を伝える。
本来その時は、患者さんの了承を得る形で対応するのだが。
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磯野は、今後はミスの内容に改善策を講じていくつもりだと話す。
紹介状の代金のことや診察代の返金については
希望に添えないかと思うが、事務方と相談して後程連絡すると伝え、話し合いは終わった。
廊下に出て、ゴローは丸山さんに
心無い対応だと感じさせてしまったことを頭を下げて詫びる。
丸山さんは許してくれたのか、夫にわからないようにゴローに会釈をして帰って行った。
サクラはゴローの方をポンと叩き
「頑張ったね。
僕はゴロー君が心無い対応をしたなんて思ってないよ。
もちろん女医希望のミスはあったけれど・・
本当はそういうことではなくて
丸山さん夫婦はどうしても流産の事実が受け入れられなかったのかもしれない。」
と言った。
磯野もサクラの意見に同意する。
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翌日、医療安全管理室に出勤してきた磯野。
ジムのリホちゃんに挨拶をしてパソコンでインシデントレポートのチェックをする。
いっぱいありませんよーに・・・
とお祈りしながらチェックすると・・・
普通にいっぱいあった。
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