琵琶湖のほとりに集まる成尋衆の4人。
孔雀啄
「おうみを臨むこの地より・・・
真の歴史が始まる。
我ら成尋衆の手によって。
今から血が昂って仕方がない。」
夜叉至、涅哩底王(ねいりちおう)、輪廻孫六も伊賀甲賀との戦いを望んでいる。
スポンサーリンク
家光の腹心が伊賀甲賀をこの地に寄こすことは必定。
何より狂儡(くぐつ)の術が切れかかっている。
「そう・・・我らはすでに分かち難い因縁で結ばれておる。」
と言いながら、成尋が現れる。
「時は満ち、器は完成した。
さあ、鬨の声を上げるとしよう。」
—
八郎達伊賀甲賀の忍者が森の中を走っている。
八郎は胸に響を抱えている。
現在の位置は紀ノ川を過ぎたあたり。
近江の国まではあと20里以上ある。
天海は滑婆、宗矩は甲羅式部がおぶって走る。
近江までは3刻ほどか。
天海は、人を背負いながらも約時速13キロ(20里を3刻)で走りつづける忍者に驚いている。
八郎達は、天海に成尋衆についての情報を要求する。
快く応じる天海。
成尋衆の目的について。
・ひとつは八郎と響を手中にすること。
・もう一つは徳川家の財力。
家光をうまく言いくるめて、城を建てた。
その城の名は ” 鳳輦車 ”
※鳳輦(ほうれん)は、天皇が出御される際の御輿。
元々は天皇の正式な乗り物だった。
根来転寝
「奴らの腹は読めてきた。」
神になろうとした織田の残り火・・・
スポンサーリンク
成尋衆の次に目指す地は・・・
—
高台の上から目的地の方向を臨む八郎達。
何やら大きなものが木々をなぎ倒し動いている。
あれは・・・
城!?
そうまさに ” 鳳輦車 ”!!
天守閣(五重塔?)の下にキャタピラをつけて移動可能にしている。
伊賀甲賀の忍者たちも圧倒されている。
成尋
「神を失った京を再興させるは我をおいて外になし。」
成尋衆は京へ向かっているのだった!!
——11話ここまで。
バジリスク桜花忍法帖 12話に続く
—
アニメ・バジリスク桜花忍法帖配信中!!
バジリスク甲賀忍法帖も見れる!!
31日間は無料だからまだの人は試してみて。
〇感想
移動可能な城って・・・
あまり意味ないような・・・
城って、その周り(堀とか、立地とか)が大事なんだと思うけど。
でも成尋衆の作った城だから驚きの仕掛けが満載だとは思います。
大人をおんぶして80キロを6時間で走るって
フルマラソンを3時間くらいか・・・
凄すぎる。
おんぶしてなければどれくらいのタイムが出るんだろう。
※1刻は江戸時代では2時間という事です。
(時代によって違うみたいです)
スポンサーリンク