哲雄が金井の水死体を発見した数時間前・・

金井を拷問中の竹田が、恭一から金井のスマホにかかって来た電話を取った

 


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竹田はその声から

恭一・・!?

といい、恭一は思わず竹田・・!?

と言ってしまった!!

 

(しまった!)

といった表情で口を押える恭一。

 

恭一は竹田に金井が捕まったことを悟った。

 

竹田は金井の背後に恭一がいたことを知り、全てに納得がいった。

そして恭一に、なぜこんな素人をスパイにつかっていたのかと聞く。

 

恭一
「スパイじゃねえよ。

ただ・・

事情を知って・・

興味本位で見に行っただけの野次馬だ・・・

お前が言った通り素人なんだよ。

関係ないんだ・・

だから・・・」

 

そう言われて逃がすわけないだろうという竹田。

しかも恭一は事情を全部金井に話したことをうっかりしゃべってしまった。

竹田は事情を知った金井は生かしておけないと話す。

 

その時、電話の向こうの恭一に金井が叫ぶ。

「恭一!!

信だ!!

信が半グレだ!!」

 

そこで電話が叩きつけられる音がして電話は切れた。

 

それが金井の最期の言葉だった・・・

 

数か月前、恭一は傷が痛む腹をおさえて金井の父親が経営する居酒屋の前に座り込んでいた。

恭一を見つけた金井は自分の部屋に連れて行き、匿った。

 

金井と恭一は中学で同じクラスだった。

浮いた存在だった恭一に金井はただ一人声をかけた。

そして金井は恭一にとって無二の存在となった。

 

中学の時と変わらず、自分を受けれいてくれたことが嬉しくて恭一は金井に本当のことを話した。

 

その金井が竹田に殺される・・・

そう思うと恭一の目からは涙が流れた。

 

開店の準備をするために、金井の父親が恭一を呼びに来た。

恭一が泣いているので驚く。

 

恭一は金井を東京まで迎えに行くと言って立ち上がる。

 


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恭一はずっと利害の中で生きて来た。

だから、縁もゆかりもない誰かを助けに行く人間が現実にいるとは想像もしなかった。

何年も離れていて、金井のバカみたいな正直さを

人一倍強い正義感を

ひとりぼっちだった自分に声をかけてくれた優しさを

見誤ったのだった・・・

 

自分が親友を殺した・・

自責の念にかられる恭一。

 

しかし恭一は金井のように勇気ある人間じゃない。

今東京に戻れば組織につかまってころされる。

 

だから恭一は東京にはいかずに戦うことを選択する。

金井の思いは無駄にはしない。

(今の俺の戦い方を・・・

見せてやるよ。

お前が俺に託した最期のメッセージを・・

あの男に伝える・・・!)

 

 

そして哲雄は・・・

金井の水死体の横でへたり込んだままだ。

 

電話で歌仙に、これからどうするか聞かれて

自分がやれることは

・黙ってる

・通報する

の二つだと話す。

 

哲雄は通報するつもりだという。

 

歌仙は哲雄が疑われるのではと心配する。

 

確かにそのリスクはあるが、もうそんな事を気にする状況じゃないと哲雄は話す。

名乗り出て盗撮した映像を提出するつもり。

半グレたちが零花の友達を殺した。

詐欺のために人を殺す集団。

彼らを放置していたら零花だってどんな目にあうかわからない。

 

歌仙はせめて匿名でというが・・

 

匿名だとまともに取り合ってくれない可能性がある。

しかし映像を見せれば自分が殺していないことも同時に証明できると哲雄は話す。

ただ一点。

ネックは麻取の死体が出た事。

 

現場に行った時に知り合いの刑事に見られたことを歌仙に話す。

その4日後の今日、また別の死体の第一発見者になった。

絶対に怪しまれる。

それに、あの死体が麻取だとわかったら警察は零花のマンションに辿り着く。

マンションには監視カメラがあるから自分の関与もばれてしまう。

 

 

 

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