大阪大会決勝。

舞洲BBS

9回表、DLの攻撃。

スコアはDL 7-4 快苑

 


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長野の打球は大阪湾に落ちて沈んでいった。

長野は泣きながらベースを回る。

これで7対4!!

 

観客席では菩提先生や海宝コーチ、朝日出コーチが狂喜!!

花本達応援組も涙を流す。

天津と藤巻監督は泣きながら抱き合う。

 

特に喜ぶでもなく、長野の姿をじっと見ている檜。

檜が狩野に話す。

「1点でも助かるのに、期待をはるかに越えて来た。」

 

狩野は実家の近所の小西というおっさんと一緒だと言う。

おっさんは商店街のシャッターから自転車まで何でも直す。

 

52歳無職で独身の実家暮らし。

ニートだとバカにする人もいたが、狩野は尊敬していたという。

毎日誰かに求められては朝から晩まで走り回る。

紐がキレたグローブを渡せば紐を替えるだけじゃなくピカピカに磨いてくれた。


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1を言えば2返す。

 

「長野さんも一緒。」

と狩野は言う。

単打で1点欲しい時に一発で3点

 

2年からベンチ入りすれば甲子園で結果出すし、指導員を任せられたら規則だけじゃなく心遣いのイロハを教えてくれた。

自分たちみたいに一気に一を百にしようなどと思わない。

横着せずに着実に一を二に。

狩野
「信頼の作り方はあの人の中にある。」

 

割れんばかりの大歓声に迎えられて長野がホームイン!

ベンチから飛び出して長野と真っ先にハイタッチしたのは信楽兄弟!

 

そしてマリオは踵を返して狩野の前まで歩いていく。

座っていた狩野の胸ぐらを掴んで持ち上げると

「DLのキャプテンになって甲子園で全国優勝・・

ガキの頃からの夢やった・・・

人生思うようにはいかんのぉ・・・」

と震え、目に涙をためて言う。

 

 

 

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