前触れは、ない事の方が多い・・・

 

佐野家が楽しく過ごした翌日。

天気は雨。

 


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和子は眠い目をこすっている鈴と慎吾を車に乗せてハンドルを握る。

向こう(富良野の従姉妹の所)に着いたら電話すると言いおいて出発。

心と佐野は見送る。

 

音臼事件まであと二日。

心は加藤のおばあちゃんのいる病院へ電話をかける。

 

 

出発後しばらくして、鈴と慎吾は寝てしまった。

道の真ん中にカラーコーンが置いてある。

「どうしてこんな所に・・」

と呟きながら和子は車から降りてカラーコーンをどかす。

その時茂みの影から人影が和子の様子をうかがっていた。

 

 

心は加藤のおばあちゃんのいる病院へ電話をかけて確認したが、みきおも加藤信也もいなかった。

 


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佐野と心は二人でパトカーに乗って加藤を捜しに出かける。

 

 

その頃学校では・・・

木村さつきが職員室で加藤みきおからの電話を受けていた。

 

 

パトカーの中で佐野は明音ちゃんが殺された写真を見たことを話す。

首の所に僅かに痣があった。

ほとんど気づかない程度の薄い痣。

 

心は金丸が殺されるところを目撃した佐々木紀子に聞いた話をする。

” 犯人はズブの素人で焦っていた ”

” 青酸カリで人を殺すのは難しい ”

と金丸は言っていた。

 

青酸カリは空気に触れると毒性が弱まる性質をもっている

と佐野が言う。

 

ここからは佐野の推理。

明音ちゃんは犯人が思っていたようには死なず、それで慌てて首を絞めたのではないか。

痣が薄いのは子供の握力だから。

 

 

 

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