” アイツが裏切ったからウチらエルフは人間に滅ぼされた ”

 


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しかし嘘が見抜けるライアにはアイツは裏切っていない事はわかっていた。

しかしライアは皆には教えなかった。

ほんの少しでも人間への復讐の情念を削いでしまいたくなかったから。

しかしどうしてももう一度会いたかった。

何をどれだけ偽ってでも・・・

それがライアの不実。

 

その代価がどてっぱらに風穴・・・

だとして、その穴をあけたのは一体何なのか。

 

ロンネは、ロンネではない。

ライア
(いつからロンネの・・・

ウチらの中に混ざってた・・・!?)

 

パトリは倒れたライアに駆け寄りロンネにどういうことかと詰問する。

 

ロンネ
「五つ葉には悪魔が棲む・・・

思い出される。

四つ葉の魔導書に選ばれた魔導士たちの絆を利用し、絶望の魔導書を生み出したあの日・・・

手に入れるはずたったものを今日ついに手に入れる。


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あの世とこの世の境であるこの影の王宮で、冥府から望みのモノを引き出す魔石の魔法・・・」

 

そう言ってロンネが台座に魔石をはめ込むと・・・

 

ズズズズ

 

と黒い影が盛り上がる。

 

ロンネはおかえりと言って手を広げる。

ロンネの頭に黒い触手が伸びる。

「ただいま。」

 

黒い影がそう言うとロンネは意識を失う。

 

黒い影はどんどん形を成していく・・・

 

ユノは黒い影が放つどす黒く冷たい魔法に驚く。

 

パトリ
(まさか・・・コイツは・・・)

パトリはこの魔力に心当たりがあるようだ。

 

「ンッンッンッ」

黒い影はそう言いながらついに形を成した。

それは・・

悪魔!!

 

「あァ・・

不完全とはいえ・・・

何百年ぶりの自分の体です・・・

やっぱりイイものですねぇ・・!」

 

悪魔はそう言い、背中の黒い羽を広げる。

 

 

 

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