大阪大会決勝。
舞洲BBS
9回裏、快苑の攻撃。
スコアはDL 7-5 快苑
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ツーアウト1塁!!
バッターボックスには3番俵屋。
甲子園まであと一人。
マウンド上の檜は自分を落ち着かせる。
俺の野球人生はまだまだ続く。
一歩ずつ確実に、山を越えて・・・
しかし・・・
しびれまくっている自分がいる。
仕方がない。
このような場面は未体験だから。
檜はこの未体験ゾーンに挨拶する。
「ハロー高校野球。」
檜は3番打者に1,2塁間を破られる。
これでツーアウト1,3塁!
必死で笑顔を作る檜の顔がひきつっている。
快苑のベンチで唐松に笛吹が話す。
「作り笑いの寿命は線香花火より短い。」
檜は4番にセンター前に弾き返される。
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1人還って7対6!!
笛吹の言葉通り、檜の顔から作り笑いが消えた。
次に迎えるバッターは万年!!
ここでDLがタイム!
内野陣がマウンドに集まる。
長野
「このクソでかい空の下、どっちが勝とうが負けようが地球にとってはどこ吹く風。
打ち取ったらチョコパイ3箱や。
気楽に投げろ七百等兵。」
楠
「今日のお前なら大丈夫。
三振とったらフルーチェ3つ。」
檜の緊張をほぐそうと言葉をかける先輩達。
しかし狩野は
「安い茶番をこくのはよしましょう。」
と言う。
嫌な予感はみんな一緒。
万年に打たれるイメージが頭の中をぐるぐる回っている・・・
長野も楠も都築も狩野の言葉に納得したのか押し黙ってしまう。
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