竹田たちが乗っているキャンピングカーは山の中で止まる。
ガスマスクをした竹田が睡眠ガスで眠っている3人を見おろす。
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窪に3人をころすように命じられたが、竹田は迷う。
3人に対して仲間意識があるから。
組織が出来たのは3年前。
裏稼業で何人も人を殺してきたと噂される窪をリーダーに据える形で志野が結成した。
竹田は二年ほど前から所属する最古参の一人。
組織のメンバーは二十人強。
コネで入った延人を除いて訓練課程を突破しなければ所属できない。
訓練期間中に八割はふるい落とされる。
ほとんどが二十代前後の若者。
しのぎを削りながらやがて戦友になっていく。
組織は信頼と恐怖と連帯感で繋がっている。
味方を裏切るよなうなものは一人もいなかった。
仲間意識が強いのだ。
しかしそれだけではなく、裏切った者は窪に殺されるということも今まで裏切りがなかった理由の一つ。
竹田は恭一の友達を殺したことを悔やむ。
それで恭一が裏切った。
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竹田はまだ仲間を手にかけることをためらっている。
この三人を殺したとして、そのあと自分は助かるのか。
窪が自分を殺さない理由を考える。
・・・
三人が逮捕状を取られた以上、自分もこれから取られる可能性はある。
その時点で自分も消されるだろう・・・
竹田は迷う。
恭一のように逃げるか?
逃げ切れなければ窪に殺される。
竹田は3人を起こして事情を説明して4人がかりで窪と戦おうかと考える。
勝ち目は薄いが、銃もある。
しかし自分の杞憂の可能性もある。
窪が初めから自分を殺そうと思っていなかったら・・・?
仮に窪を殺せたとしても、次には志野に狙われることになる。
そしたら絶対に助からない。
竹田は決めた。
やるしかない。
銃を成瀬に向けるが、血の処理が面倒なので紐で絞め殺す。
残りの二人も絞め殺して山中に埋めていると・・・
「よう。」
と言って窪が現れた。
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初めまして、いつも感想を読ませて頂いております。
あの竹田があっさりと始末されました。物語はもう6,7割は進んでしまったでしょうか? 恭一に夫婦で工作していた頃が懐かしいです。 ガチ犯罪とか色々ヤンマガ本誌でやってしまうと、サムターン回しの回みたいにモザイクが掛けられるのかもしれません。
ここからどう二期OP回の日本刀窪との対峙まで繋がっていくのか楽しみです。
やはりカギは安元さんですかね。
000573さん、読んでいただきありがとうございます。
ホント、あっさりでしたね・・
竹田の最後。
こんな簡単に自分の部下ころしちゃうんだ・・
と窪の人間性が逆に際立ちました。
竹田には仲間意識とか、人としての情があったけど、窪にはそういうものが一切なさそうです。
むしろそういうものがあると ダメ なんでしょうね。
今物語のどの辺なんでしょう。
僕としては細かく描いてほしいところがいっぱいあるので長く続いてほしいです。
内容が内容なのであんまり細かく描きすぎるとそれはそれで問題はあるのかもしれませんが・・
それにまだ鳥栖郷一郎の姿も見ていませんし。
結構な巨編になりそうな感じもします・・
そうですね・・
僕も安元刑事が鍵になってくると思うのですが・・
二期OP回では哲雄も窪も捕まっていませんでした。
二期OP回には意外と早めに追いつくのかもしれません。
【すばらしい表現力】
窪が竹田をしゃさつしたシーンもすごい迫力でした
ここをふつーに1コマで「射ちました」で終わらせてしまう漫画家もいますが、やはりこの作者さんの表現力はすばらしかったです
金井を無残にも溺しさせた竹田が、その数話後に死の恐怖に怯えながらころされてしまうというのは皮肉ですね
真理として【人間は自分がやられるまで、人を傷つけてはいけないということを学びません】
「なぜ人をころしてはいけないか?」という疑問には
今回の竹田のエピソードがすべての答えになると思います
《自分がころされたくないから》
もう一度窪の「お前次第じゃねえ?」
から竹田の眉間を撃ち抜くまでのシーンを見返してみましたが最高に迫力があります。
竹田が窪のセリフの意味に気づき、銃を抜くまでに3コマ。
そのときの竹田の表情の変化も印象的でした。
そして竹田が銃を抜いた時点では竹田の銃と重なっていて窪の銃は見えない。
竹田が銃を構えたところで初めて窪の銃口が自分の顔面に向いている事に気づき
「えっ」
と思った次のページで竹田の額には風穴があいていました。
その時の竹田の表情もよかった・・
穴の中に倒れた竹田を窪が見下ろして言った
「だからお前はダメなんだよ。」
のセリフには背筋がぞくっとなる冷酷さがありました・・
人をころすと自分がころされる・・・
確かに今回はそれがよくわかりました。
それでは窪をころすのは?
哲雄なのか、それとも他の誰かなのか・・・
そして哲雄のラストは?