カナタがフジワラ先生について語る。

 


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その先生は神様のようなドリフトを駆使するドリフトの達人だった。

それに比べたら自分のドリフトなど子供の遊びだという。

ドリフトは正規のカリキュラムにはなかったが、時間外の特別なレッスンだった。

休日には付きっきりで

荷重移動の技術を覚えるためにサスペンションのソフトな車でミューの低い道路を走り回って教えてもらった・・

 

「そんなことを休日のたびにやっていました。

僕がMFGの公道コースを苦にしないのはその頃の体験があったからだと思います。

2人で草原に座ってランチをしながらくだらないトークで笑い転げたり・・

本当に楽しい時間でした・・

アカデミーでは日本人のハーフは珍しかったのと・・

僕がカタコトの日本語を話すので先生には特別に目をかけてもらいました・・

僕には父親がいないので・・

先生のことを本当のファーザーみたいに感じてしまう時もありました。」

 

カナタの話を聞いていた相葉とオガタは涙ぐむ・・・

 

 

予選は今、石神風神がポルシェカレラ991 GT3に乗って走っている。

この車の戦闘力が出場車両の中で最強なのは間違いない。

しかし1位になれないのは自分が最強じゃないからと、石神は自覚している。

年齢を重ねて失うものもあるが、新しく身に付くものもある。


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今の石神はそれを糧に戦うしかない。

レースは総合力なのだ。

ケツの青いガキどもになめられるわけにはいかない!!

 

 

カナタも相葉も予選通過がほぼ決まって一安心。

相葉が、カナタとオガタを食事に連れて行ってやると言う。

 

目を輝かせるカナタ。

またシロコロが食べられる!!

 

ホントにシロコロが気に入ったようだが・・

今日相葉は違う日本料理を食べさせてやると言う。

 

相葉が二人を連れて行ったのは小田原市内の料理店(だるま料理店)。

着席して相葉が説明する。

ここは小田原市民なら知らない者はいないほどの名店。

 

三人が頼んだのは天丼。

そしてあじずじ。

 

カナタは日本ほどシーフードのバリエーションが豊かな国はないという。

海に囲まれているという点ではイギリスも一緒なのだが、シーフードを食べる文化では大差で負けている。

この差はどこからくるのか、非常に興味深い。

 

カナタが天丼を一口食べる。

おいしさに感激して一瞬動きが止まる。

 

カナタは以前相葉に牛丼をごちそうになっている。

牛丼に天丼・・・

語尾にドンがつくネーミングが面白いと言う。

 

他にもかつどん親子丼、海鮮丼など・・

マイナーなのもいれたら数えきれないと、オガタが教える。

 

 

 

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