7月17日

ネッツ多摩昭島球場

青道と八弥王子の試合は10時からの第一試合。

天気は良好。

降り注ぐ日差しの中スタッフによるグラウンド整備が行われ、観客が続々と集まってきている。

選手たちはそれぞれのベンチ前で素振りをしている。

 


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観客はブルペンで投球練習をしている降谷の話をする。

状態はどうなのか。

春の選抜でその名を一躍全国に知らしめたが、夏はまさかのエース降格。

故障ではないのか。

初戦はブルペンにもほとんど姿を見せなかった・・・

 

2日前の沢村も良くなかった。

あれがエースでいいのか。

明らかにプレッシャーで硬くなっていた。

しかし本来の力を出してくれればきっとやってくれる!

 

八弥王子は守備に定評がある。

ここらで大物を食って上位進出を狙ってくるだろう。

試合の入り方が大事。

降谷はいつも立ち上がり良くないからそこがどうか。

 

八弥王子の監督は荒井強啓(きょうけい)

40代前半と言ったところか。

荒井監督も気にしているのは先発の降谷。

150キロを超える速球。

エースを降格になったとはいえ、間違いなく関東を代表する投手の一人。

彼から点をもぎ取らない限り試合には勝てない・・・

 

監督の独り言を聞いていたのかキャプテンの川端は

「むしろ良かったかもしれないっすね。

去年から取り組んできた打線強化の成果を見るにはこれ以上ない投手でしょ。」

と言う。

 


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キャプテンの言葉に選手たちも同意。

サードの黒瀬
「だな・・

早く打席で見てみたいぜ。」

センターの坂下
「とりあえずめいっぱいバット振るね!!

当たるかどうかは知らん!!」

ライト井上
「立ち上がりどう崩すかだな・・」

 

選手たちは

「俺たちだってやるこたあやって来たんだ!!

俺らの野球であいつらを驚かせてやろうぜ!」

と言って意気を上げる!!

 

監督はそんな選手たちを頼もしそうに見る。

ここまでチームメイトを引っ張って来たのはキャプテンの川端。

プレーだけでなくその練習量と前向きな言動がいい。

しかし道のりは決して平坦ではなかった。

雨の中川端が、マメが潰れてもなお血染めのバットを振り続けたていた姿を思い出す。

(よくぞここまで・・・)

 

ラインが奇麗に引かれ、両チームの選手が整列する。

西東京大会4回戦。

八弥王子が先攻。

今日も暑くなりそうだ!

 

八弥王子のスタメン

1番ライト 井上

2番センター 坂下

3番セカンド 川端(キャプテン)

4番サード 黒瀬

5番ショート 森

6番キャッチャー 田村

7番ピッチャー 夏目

8番ファースト 谷崎

9番レフト 宮沢

 

青道のスタメンは

1番ショート 倉持

2番セカンド 小湊

3番ライト 白州

4番キャッチャー 御幸

5番ファースト 前園

6番ピッチャー 降谷

7番センター 東条

8番レフト 結城

9番サード 金丸

 

 

 

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