話は少し遡って・・・

有里が椿が海外移籍しちゃうかもと言って達海たちの所に来たところから。

 


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「ホラ」

と言って事務所のパソコンで有里がメールを見せる。

椿の契約内容と移籍金の金額を聞いてきている。

 

相手はブンデス2部のクラブ。

達海は 悪くねーな という。

舞い上がっている有里に向かって騒ぐほどのことじゃないという達海。

こんなのはただの探り。

 

達海は、後藤には知らせても椿には黙っておいた方がいいという。

ただでさえ慣れない環境で頑張っているのだからに余計な情報を与えずにプレーに集中させるべき。

 

そしてマスコミにも漏らさないようにとくぎを刺す。

メディアはこの程度のことでも接触があったと書きたがるから。

選手も記者に色々聞かれてストレスになってしまう。

相手クラブがどこまで本気かわからない現時点では特に動く必要はない。

 

笠野がスカウトの立場から発言。

一昔前はアジアなんてヨーロッパから見たら辺境の地だった。

しかし今はネットの普及で選手の情報がいくらでも拾えるようになった。

獲得した選手が活躍してくれればその国のファンがクラブを応援してくれるようになるので見逃せないマーケット。

 

有里はそれはわかってはいたがまさか自分のクラブがそういう対象になるとは思っていなかったという。


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達海は赤崎だってU-22で活躍すればいつそうなるか分からないという。

 

有里はETUから将来の中心選手がいなくなってしまうと悲鳴を上げる。

 

笠野は

スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランスなどのトップリーグ以外のクラブはどこも似たような状況だと話す。

 

しかし達海は、だからこそ面白いという。

フロントはなるべく高く売って上手く補強しなきゃならないし・・・

育成だって即戦力を育てなきゃならない。

そして現場はファンやサポーターに愛されるために勝たなきゃならない。

 

つまり、今の時代のサッカークラブは誰かがサボったら成り立たない組織だという事。

「何ともまあ、やりがいのある世界じゃねーの。」

と達海は目を輝かせる。

 

笠野は 確かにな と同意するが有里はため息。

有里
「ホント達海さんて仕事に憑りつかれてるね。

早死にするよ?」

達海
「お前には言われたかねーよ。」

 

しかし問題は椿の気持ち。

海外に行きたいという希望はあるのか・・・

 

これは有里も笠野も聞いたことないという。

有里の顔が一気に明るくなった。

椿が海外志向じゃなければ何の問題も起きない。

 

達海
「そういう思いも・・・

色々と変化する場所なんじゃねーのかな。

日本代表ってのは。」

 

 

 

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