烏野が鴎台に1セット目を取られたころ、梟谷が貉坂をフルセットで下していた。

 


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黒尾
「烏野は1セット目落としたか。

まあ俺らも後半有利タイプなのに2セット目取り返されたけどね。」

研磨
「うっせえですよ。」

 

鴎台はレベルの高いブロックに加えてエース星海も絶好調。

烏野はサーブがまだ本領発揮していないと解説が話す。

「あと烏野の多彩な攻撃に鴎台ブロックが対応できていますからね。

烏野は屈せず攻めて欲しいです。」

 

谷地は胃がきりきり痛みながらも

木兎に

負けたら なんて考えて水差したらだめだよ

と言われたことを思い出して前を向く。

 

月島がボソッと

「またフルセットかよ。」

と呟いた。

それを山口も成田も聞いた。

もちろん菅原が聞き逃さなかった!

「2セット目とる気満々か!」

と月島の背中を叩く。

月島が恐れるのはその次の言葉。

菅原
「日向みてえだな!」

 

それを聞いた月島

「ハァーー

落ち込む」

日向
「あなたしつれいですよ。」

 

白馬の最後のブロックが凄かったとチームメイトがたたえる。

白馬は実力だといっていい気になっている。

 

日向が囮だと気付いたとき白馬が

「ふぐっ」

と変な声を出していたと野沢がツッコむ。

しかし昼神もあの横っ飛びには手を出すところだったという。

 

星海も「ああ、びっくりした。」

 

烏野の選手たちもあの2メートルは怖いと話している。


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それを烏養コーチが咎める。

「漠然とびびるな。」

 

日向はちょっとコースがずれてたら決まってたと発言。

これは単なるタラレバではなく、同じ位置からの攻撃は危険という事。

前衛の後ろに隠れるようにするバックアタックは今までよく決まっていたけれど、2度跳びで間に合う奴は

”自分の手に届く位置内で攻撃してくれてラッキー”

となる。

つまり、攻撃の速さプラス、今まで以上に幅を意識する必要があるという事。

 

やられた理由が分かれば案外怖くないと烏養コーチ。

鴎台のブロックを分断出来たら最高だけど、そう簡単にはいかない。

でも鴎台も機械じゃない。

多人数・多方向からの攻撃で相手が処理する情報の量を増やすことは、必ず相手に隙を作るし、ストレスとして蓄積する。

「手ごたえがない時、自分のやってることが無駄なんじゃないかと感じることがある。

でも少なくとも今、そんな事は無いです。」

「でも反復するわけいかねえから・・・」

 

烏養コーチが授ける作戦とは?

 

宇内天満が月島兄に話す。

星海と自分が似ていると言ってくれたがやっぱレベルが違う。

 

宇内が言うのは、星海がスパイクを打つ時に月島を避けてエンドライン狙いに瞬時に切り替えたこと。

自分にはその技術や判断力はないという。

 

それを聞いていた冴子は

「圧倒的なそいつに避けなきゃヤバいと思わせる蛍のブロックって事だな!」

 

宇内「確かに。」

兄は照れる。

 

 

 

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