女の子がフィンラルの手を取ると3人は一瞬で影の王宮まで移動!

女の子が封緘魔法逆解(ふうかんまほうさかとき)と唱えると影の王宮に入り口が出来た。

フィンラルには礼を言い手前で降ろす。

そして二人は影の王宮に入って行った。

 


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女の子は500年前を思い出し、もう二度とあの時のようなことは繰り返させないと誓う。

 

 

500年前の王宮。

伝説と復讐の始まりだった。

 

女の子の名前はセクレ。

物を開け閉めするだけの魔法は役に立たないと言われて貴族ながら王子の元へ奉公に出された。

その王子は王族の中でも傑出した才能を持つ異端の王子。

偉そうな人物を予想していたセクレだが・・・

会ってみると物事にとらわれない、あっけらかんとした魔法好きの好人物だった。

 

王子はセクレの魔法が封緘魔法と聞いて目を輝かせる。

王子にとっては聞いたことのない魔法だが・・・

物に魔力を込めることができるセクレの魔法は

魔法の道具作りに役立ちそうだという。

 

王子は魔力や魔法属性に恵まれない人でもいろんな魔法を使えるように、

より平等な社会のために魔道具の発明に日々取り組んでいたのだった。

 

セクレは王子の魔道具作りを手伝った。

王子の人物像はセクレの予想とは全然違っていた。

その進歩的な人柄を家族の中にはよく思わない人もいたけれど、

王子はそんなことは意に介さず、自分の理想を絶対に曲げない真っ直ぐで強い人だった。

 

王子は妹のテティアと頻繁に外出する。

行先を知るためにセクレが後をつけると・・


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マナに恵まれた異種族のエルフ族と会っていた。

見ていると、エルフの長であるリヒトと友人のようだった。

 

とてつもない魔力と才能

同じ思想と理想

同じ四つ葉のグリモワール。

リヒトは王子に初めてできた対等な友人だった。

 

魔力を貯めこみ、分け与える魔道具に

異界と繋がり、魔法を増幅させるエルフの魔石。

エルフとの交流で人間だけでなく二つの種族が平和・平等に暮らすための魔法と魔道具の技術が少しずつ実現に近づいていった。

 

そしてリヒトとテティアは互いに愛し合うようになった。

2人の結婚式の日、王子は父親に王宮に呼び出された。

結婚式には遅れて行くテティアに話す。

王子
「父上達も今は反対しているけれどきっとわかり合えて祝福してくれるよ。」

テティア
「はい。

お兄さまが来て下さるのをきっとリヒトも皆も心待ちにしてるわ!」

 

しかしこの時にはすでに悪魔の手のひらの上だったのだ。

 

結婚式のことは父親にも話していなかったので何故今日呼び出されたのか不思議に思いながら王宮に入る王子。

すると

「いましめなさい。」

という言葉と共に王子の体は黒い魔法で縛り上げられてしまう!

これをやったのは大臣。

しかし様子がおかしい。

内に感じる邪悪なマナが大臣のものではない!

 

実はこの大臣は悪魔に乗っ取られていた。

王子が「何者だ?」と叫ぶと

悪魔
「ンッンッンッ・・・

絶望だとか憎悪だとか

不実やあるいは終焉・・・

お好きに呼んでくれてかまいませんよ・・!」

 

 

 

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