7月17日 ネッツ多摩昭島球場

青道と八弥王子の試合は6回裏青道の攻撃。

青道 6-0 八弥王子

 


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外野フェンスの外ではこの試合の勝者が当たるのであろうか、法兼学園の選手と監督が試合を見ている。

選手たちの人相が凄く悪い・・

 

この回先頭バッターの結城に変わって打席には由井。

九鬼、浅田、瀬戸が

「行けよ!俺らの代表!」

と声援を送る。

 

由井は初球を狙っていた!

アウトコースを逆らわず、

レフト線へ長打コース!!

 

観客の中には由井を知っている人も。

世界大会のキャプテンを務めていた・・・

今年の1年も活きのいいのが揃っている。

今日の将司は合ってなかったが・・

 

ガヤばかり飛ばしていっこうに投げない沢村に愛想をつかしてベンチに戻ってきてしまった奥村。

沢村が呼びに来るが無視・・・

 

落合コーチは監督に由井について話す。

「自分の役割を理解でき、思い切りの良さもある。

貴重な左の代打としても少しでも多く経験を積ませておきたい選手ですね。」

 

続く金丸がタイムリーヒット!!

そして春市の内野安打の間にもう1点。

これで点差を8点に広げた。

 

7回表八弥王子の攻撃。

この回に2点を返さないとコールドが決まる。

 

八弥王子は降谷の前に未だノーヒット。

フォアボールが2つだけ。

三振11個。

 

バッターボックスには3番・川端。

川端が御幸に話す。

コツコツやって来たことを全部吹き飛ばす投手。

 

御幸も、今日の降谷は特別だと話す。

「俺も待ってた。」

 

川端は降谷に向かって叫ぶ。

「このまま終わらせてたまるかよ!

さぁこい!」

 

降谷の初球はストレート!

強烈に伸びあのある球だったが川端は真後ろに飛ぶファウル。

タイミングはあっている。

 

2球目は低めにスプリット。

川端は見逃してボール。

 

しっかり見えているようだ。

 

御幸
(このチームで一人だけスイングスピードが違う。

ここまで振れるバッターは全国にもそうはいないぞ。)

 

ベンチも必死に川端に声援を送る。

 

川端
(まだだ・・

まだ全部出せてねえ)

 

川端はここまでの道のりを思い出す。


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高校に入学してすぐに父親が亡くなった。

病気がわかってからはあっという間だった。

 

厳しい父親だったがいつも練習に付き合ってくれた。

中学時代には毎日バッティングセンターに連れて行ってくれた・・・

 

そんな父親を亡くし、じっとしていると心が壊れそうだったから毎日ひたすら練習した。

雨が降ってもバットを振り続け、

マメが裂けて血が流れてもテーピングをして振り続けた。

痛みが悲しみを薄めてくれたから・・・

 

へとへとになるまで練習している間だけ寂しさから離れられた。

気がつけば1年の秋からスタメンに名を連ねる選手になっていた。

 

父親の死を忘れるために野球に逃げ、

父親と始めた野球に守られていた・・・

(あの日の俺が、今の俺を作った。

俺はまだ

全部出せていない。)

 

思いを込めて振った川端のバットは降谷の速球を捉えた!!

打球は内野の頭を超えてチーム初ヒット!!

 

八弥王子のベンチは沸き立つ。

 

川端
「さあ続けよ黒瀬!!」

 

次の打者は4番黒瀬。

 

やっとヒットが出て八弥王子はお祭り騒ぎ!

黒瀬は続けるか!?

 

御幸
(最後の夏にかけた3年生の想いはどのチームも同じ。

たった一つのプレーをきっかけに勢いづく事もある。

何があろうと油断は出来ない。

勇気も希望も根こそぎ奪い取る。

全身全霊かけて終わらせよう。)

 

もちろん降谷も、そのつもり。

 

〇感想

 

雨の中血染めのバットを振り続けた川端の悲しい過去が語られました。

大切な父親を失った悲しみはバットを振り続ける痛みでしか薄まらないほどでしたが・・

その思いが川端のスウィングを全国レベルにまでしました。

 

その川端でもここまで降谷の球を打てなかった。

それくらい今日の降谷はいい。

降谷に油断している気配が感じられない以上、試合は恐らくこの回で終わるでしょう。

 

フェンスの外で試合を見ていた法兼学園の選手たちが気になります。

恐らく次の対戦相手だと思いますが・・・

何しろ目つきが悪い!

卑怯なプレーをすると言うわけではないでしょうが
(そういう漫画じゃないので)

どんな野球をするのか、ちょっと気がかりです。

 


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