アジアカップ準々決勝

日本 VS オーストラリア

両チーム選手入場!

 


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テレビの前のゴロー一家、ETUの面々そして和田校長も画面の中の椿を応援する!

 

久堂はスチルカメラで椿を追っている。

(華があるというには程遠いが・・・

それなりに雰囲気は出てきたな。

前回MVP級の活躍をした事で・・

藤澤記者のお気に入りも大舞台になれてきたか・・・)

 

その藤澤も記者席から感慨深げに椿を見つめる。

シーズンの開幕戦ではピッチ上を右往左往してた椿が今やメディアで特集を組まれるまでになった。

そしてこの準決勝。

オーストラリアも韓国と同レベルと考えれば、決勝戦と変わらぬ重要な一戦にスタメンとして選ばれた。

UAE戦での活躍といい、未だに現実のこととは思えない・・・

何となく本人もそう思っていそう。

 

しかしこれは偶然起きた事ではないと藤澤は考える。

小学校の思い出作りでボールを蹴り始めてから無名の選手として過ごす光の当たらない時期に、椿は自分の中でずっと育み続けていた。

いつかこのピッチに立つのにふさわしいほどの

怪物のようなポテンシャルを!!

 

(それが自分の殻の分厚さに穴をあけられずに苦しんでいたところを

笠野さんが見つけて・・・

達海猛が打ち破らせた。

そういう意味では椿がこれほどの舞台に立つことを予測していたのはあの二人だけなのかもしれない。)


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藤澤にそんな風に考えられていると知らずに当の達海はテレビの前で大あくび。

隣の笠野は

「おまえな・・・

今一番テンション上がるとこだぞ。」

 

藤澤
(だからこそ見てみたい。

2人によって解き放たれた椿大介という星が一体どこまで大きく輝きを増していくのかを!!)

 

日豪両監督が握手を交わす。

この時もゴードン監督は声が大きい!

「ぐわっはっはっは!

お互いベストを尽くしましょうミスターブラン!!」

と言ってブランの肩をバンバン叩く。

 

ベンチに戻ったブラン。

ゴードン監督のようなコミュニケーションは苦手だと通訳やコーチたちに話す。

しかしおかげでやりがいがあるとも言う。

「あのやたらと色々デカイ連中を90分後に・・

シュンと小さくさせてやったらさぞかし気持ちいいだろうね。」

 

オーストラリア選手が円陣を組む。

日本にも大きな選手はいるが、CBの二人は「あんなのは標準サイズだ」という。

 

それに対しマクレガーは

「むしろ気をつけるのは小さい奴らの方だ」

と言う。

「司令官はミーティングで、日本は組織化された軍隊だと言った。」

※軍隊とは言っていない

マクレガーは続ける

「その考察は間違っていない。

だがそれだけではないのだ。

奴らの中には個の力で優れたものは存在する。」

 

 

 

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