7月17日

青道と八弥王子の試合は青道のコールド勝ち!


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高島と部長がこの後の対応を話している。

部長は先にスタンドの生徒たちを帰らせて・・

高島は観戦希望者だけ残して帰す。

 

部長は2軍と1年にグラウンドを使わせておくと言っている。

 

高島は降谷にしっかりと体を休めるように念を押す。

 

降谷と沢村の目が合った。

すれ違いざま降谷は

「繋いだから・・」

と言い、沢村は

「ああ。」

と応じた。

 

沢村は、自分が背番号一になったからと言って降谷に勝ったわけではないし

降谷の分も投げられる訳でもないと考えていた。

(ノリ先輩だって

金田だっていつでもいける準備をしてくれているんだ。

てめぇ一人思い上がってんじゃねえよ。)

 

そう自分を戒める沢村の目はしっかりと前を見ていた。

 

現在法兼学園と市大学院の試合が行われている。

青道の選手たちも数名残って観戦している。

2回を終わってスコアは

法兼 3-0 市大学院

 

3回表法兼の攻撃。

市大学院の投手は低めを突く丁寧なピッチング。

法兼のバッターはそれをうまくさばいて連続ヒット!!

 

法兼のバッターは思い切りがいいがアッパースイングが目立つと麻生が言う。

 

川上
「やっぱりあれ?

フライボール革命の影響?

チーム全体で取り組んでるのかな。」

 

近くで聞いていた沢村はミートボールのフライを思い浮かべる。

 

どうせ沢村は知らないだろうと思って奥村が背後から解説してあげる。

低め中心の配球や極端なシフトに対応するため、

ゴロ打ちを避けて打球に角度をつけて打ち上げる、


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今メジャーを席巻している打撃理論。

これによってメジャーの年間ホームラン数は激増したと言われている。

 

いきなり背後から解説された沢村は驚き、隣に座れと言う。

奥村は座り直して解説を続ける。

 

バレルゾーンと言って、打球角度30度前後、打球速度158キロ以上が最も打球が飛ぶゾーンと分析されている。

 

東条、金丸、春市も奥村の話に耳を傾ける。

 

東条は春市の3打席目もそんな感じじゃなかったのかと聞く。

 

その通りで、春市はかなりアッパー気味に振ったと言う。

低めでゴロを打たせたいのもわかっていたから。

うまくすくってセカンドの頭を超せた。

 

金丸は舌を巻く。

 

「ただ・・」

と春市は続ける。

メジャーのように極端なシフトを敷いてくる高校のチームは少ない。

パワーも全然違う。

だから安易にアッパースウィングにするのは危険だと思う。

高めが打てなくなるから。

 

メジャーでもそう言う対応がされているという。

春市は沢村に各バッターの高めの対応を見ておくようにアドバイスする。

 

御幸が法兼のバッターを見た感想を沢村に一言。。

成孔学園みたいにホームランを打てるバッターが揃っているわけではなく・・・

初球から難しい球に手を出したり、荒さもかなり目立つ。

「ここで見る限り法兼学園のバッターにお前のナンバーズは捉えにくいんじゃないかな・・」

 

御幸の言葉に沢村は拳を密かに握る。

「そうですか・・・

キャップがそう言ってくれるならそうなんでしょうね。

でもそれは俺が俺のピッチングをできてこそ。

早くマウンドに立って証明したいです。」

 

 

 

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