哲雄は袋を担いだ男二人に追いついた!

 


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すると黒いワンボックスカーの陰からもう一人チンピラ風の男が出てきた。

その男は

「お?哲雄か?」

と言った。

哲雄もその男を見て驚く。

「鳥栖洋二!?」

 

20年ぶりの再会だ。

 

洋二の手下と思われる男二人は袋を車に積み込む。

哲雄が

「零花に何をしてるんだ!?」

と言うと、洋二は袋の中身は零花じゃないという。

 

哲雄が中身を見せろと言って車に近づくと洋二にボディブローを入れられる!

それでも哲雄が諦めないと今度は手下にボコボコにされる!!

 

洋二たちは一旦帰ることに。

現場の後始末をしていきたいところだが哲雄がいてめんどくさいので後回し。

 

哲雄は道路に転がったまま洋二たちの車が去って行くのを見ていた。

「待て・・

零花・・・・!」

 

 

哲雄の回想。

20年前、哲雄は歌仙に結婚を申し込みに行って納屋に三日も1人で閉じ込められた。

理由はある血判書へのサインを拒んでいるから。

 

哲雄に血判書へのサインと血で拇印を押すように洋二が迫る。


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哲雄
「こんなことに同意したら・・・

僕と歌仙さんは・・・」

 

洋二は結婚は諦めるかと言って血判書を破る。

血判書の後半部分は

以上の条件を満たせば結婚を許可する。

離婚して歌仙を実家に戻せば要求は取り下げる

と書いてある。

 

哲雄は遂に観念して血判書にサインをするのだった・・・

 

哲雄は歌仙と結婚し、零花を授かった。

病院で初めて零花を抱いたときの感触は今も忘れていない。

あったかく、軽かった。

そして零花は二人の宝物となり・・

命に変えても絶対に守ると誓ったのだった。

 

 

哲雄は

「絶対に・・守る!」

と呟いて車を追いかける!

 

「零花あああぁぁぁっっ!!」

と泣き叫びながら哲雄は走る!

しかしボコボコにされた上に疲労で足がもつれて転んでしまう!

 

悔しさで道路を叩きながら零花の名を呼んでいると・・・

森の中から零花が

「お父さん?」

と言って姿を現した!!

 

驚き座り直す哲雄

「な・・なんで・・?」

 

 

 

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