7月17日 青道は八弥王子をコールドで破った。

次の日曜の法兼との試合まで丸二日あいている

 


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今回のスタートは杉並区にある薬師高校のグラウンドから。

記者の峰と大和田が轟監督に取材している。

 

以前に来た時よりも設備が充実していると大和田が言うと、

監督は甲子園に出て寄付がたくさん集まったと得意げに語る。

飲み物などの差し入れは毎日届くし、高価なバッティングマシーンも3台導入。

アーム式と二輪式・・

そして最新機能を搭載した3輪式もある!

これは

成宮のスライダー

降谷のストレート

本郷のスプリット・・

どんな球も再現可能だという。

 

監督
「西地区にはとんでもなくレベルの高いピッチャーが集まってるし

結局点を取らなきゃ試合には勝てねえ。

ウチのような成り上がりチームには心強い援軍だぜ。」

 

選手たちはそのバッティングマシーンをフル活用して打撃練習に励んでいる。

ただでさえ爆発力のある重量級打線が売りの薬師高校。

攻撃力がさらに増しそう。

 

監督は室内練習場とブルペンの屋根と監督室も欲しいと言っている。

 

「部員も増えて練習の雰囲気も変わりましたね。」

と記者に振られて監督は

特に3年は目の色が変わったという。


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活きのいい1年が入ってレギュラーが安泰ではなくなったから。

「ようやくウチもスタメンに頭悩ませる程度には戦力が揃ってきたって事だな。」

 

その分学校からの期待は大きくなったが。

 

雷市はマシンの球は打ちたくないと言って1人ネットの中で素振りをしている。

マシンの球には息吹を感じないんだとか。

すごいピッチャーの球は全部頭に入っている。

青道の降谷に沢村、選抜で対戦した全国区のピッチャー

春大でねじ伏せられた成宮鳴・・

そして明日戦う天久光聖!

 

天久の球をイメージして雷市は目をつぶって素振り!!

イメージの中で打ったらしく、カハハハと高笑い。

バットとボールが擦れた匂い

手の感触・・打球音。

幾度となく頭の中で対戦を続けてきた。

この日のために。

 

監督は雷市の練習を見てニヤリと笑う。

選抜以降チヤホヤされて浮かれていると思ったが、しっかりと緊張感を持った練習が出来ている。

 

監督は

「クク・・面白くなってきやがった・・クカカ・・」

と笑う。

今まで好きなことだけやって生きてきた。

それが傲慢な生き方である事はわかっている。

 

妻は

あなた達の人生の犠牲になるつもりはありません

と言って出て行った。

 

 

 

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