夜、みんなが寝静まってから芹沢は夏生の部屋を訪れて夏生を起こす。

「藤井君あのね、話があるの。」

 


スポンサーリンク


 

芹沢は夏生を多目的室に連れ出した。

電気をつけて、芹沢はいきなり

「あれから

あなたのことどうしても忘れられない・・・」

と夏生に向かって言う。

 

夏生はキョトンとしてしまう。

あれからって・・?

 

芹沢が言ったのは演技テストでやる場面のセリフ。

本番では緊張でセリフが飛んでしまう事があるから、すぐに出てくるか試したという。

 

やっぱり夏生はまだまだ。

こんな事だろうと思って芹沢は水沢に夏生のテストの相手を申し出たという。

 

合宿の練習だけでも大変なのに・・・

と夏生は恐縮するが、芹沢は夏生を役者に推した責任を感じているという。

だから今回のテストも絶対に合格させると意気込んでいる。

「私の役者魂にかけて!」

 

夏生は素直に芹沢の特訓を受けることにした。

 

早速立ち稽古を始めるが・・・

夏生はセリフに感情がなかなか乗ってこないから棒読みに聞こえてしまう。

ちゃんと主人公の感情を噛み砕くことが重要。

 

ここで内容をおさらい。

探偵をしている主人公エディは依頼を受けて女主人の悪い噂を突き止めるべくキャバレーに潜入。


スポンサーリンク


そこで客に絡まれた踊り子グレースを助ける。

踊り子にも優しく接してくれるエディをグレースは徐々に好きになり・・

エディもグレースに惹かれていく。

しかしグレースを危険に巻き込むワケにもいかず、

エディはグレースの愛を受け取らなかった。

泣く泣く別れを告げるグレース。

しかし・・

エディが女主人に貶められ、命の危険が迫った時

助かる糸口を作ってくれたのはグレースだった・・!

 

説明しながら涙ぐむ芹沢。

芹沢は感情移入し過ぎではと夏生に言われてしまう。

 

とにかく、エディもグレースの愛に応えたいのをグッとこらえて辛い心境であるという事が見ている人に伝わらなくてはならない。

エディの気持ちになって、夏生がもう一度トライ!

 

しかし演技中、芹沢の演技に心を奪われてしまう夏生。

自分のセリフを忘れてしまう。

 

いや、セリフを忘れたわけではなく、エディの心境に集中していたという。

そしたら芹沢のグレースの感情が凄く伝わってきて胸が苦しくなって息をのんだという事らしい。

 

芹沢は夏生を褒める。

それが役に入るという事!

 

今の感覚を忘れないうちにもう一度頭から!!

 

 

 

次ページへ
 
 


スポンサーリンク