–研修医編 第6話(9巻収録・TRACK27)あらすじ
サクラは来てくれた。
だが時間がない。
四宮はゴローにサクラの横に着くよう指示。
まだ震えているゴローに
四宮
「お前が助けてここに連れて来たんだろ。
産科医になるにしろならないにしろ、医者なら患者から逃げるな。」
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決心のつかないゴローは置いておいて、
し戦期帝王切開が始まる。
麻酔なしでそのまま切るぞ!!
執刀医は四宮。
サクラが第一助手。
加瀬は心臓マッサージを継続。
ゴローは意を決して手袋をはめ、ガウンを纏う!
遅れてNICUの今橋と白川が到着。
—
し戦期帝王切開とは・・
産科医にしかできない、究極の心肺蘇生術。
心肺停止となった妊婦を分娩させ、母体への血流を回復させる。
通常の蘇生に対し心肺停止から4分反応しない場合・・
母体蘇生のために施行を決断する。
その決断をする際は・・
・まず母体救命の可能性があること。
・妊娠子宮が母体の血行動態を悪化せていると思われること。
・妊娠20週以降であること。
・そして母体救命が目的の帝王切開のため、胎児のせいしは問わない。
・ただ、胎児の予後を考慮する場合、母体心停止後、5分以内の娩出が望ましい。
—
5分経過!!
赤ちゃんが出た!
NICUに渡される。
ルートをとる。
そして挿管!
赤ちゃんはぐったりして泣かない。
—
立花さんの蘇生が続く。
サクラ
「ここにいる全員が今思っていることは一緒なんだ。
絶対二人とも助ける!!」
四宮とサクラによる閉腹。
加瀬による懸命な心臓マッサージ!
加瀬
「ここに運ばれてきた患者は・・・
まだしんじゃいけない人間なんだ!」
6分経過!
チェック!
心電図を見守る・・・
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来い・・・
来い・・・
来い・・・
来い・・・
来い・・・
来い・・・
来い・・・
来い・・・
くそ・・・
これ以上時間が経ったら・・・
加瀬
「動けよ!!」
ピッ・・・
ピッ
ピッ
来たーーー!!
—
やるべきことはやった。
赤ちゃんは引き続きNICUで診る。
立花さんは集中治療室での治療となる。
産科チームと加瀬、船越はベンチで話す。
船越が、立花さんは加瀬の大声に驚いて心拍が戻ったと言っている。
加瀬本人は大声を出した自覚はない模様。
それにしても・・
心臓は動いたが、意識はまだ戻っていない。
今のところ、人工呼吸器で血圧も呼吸も安定はしているが・・・
これから脳の腫れも出てくるだろう。
それが引くまでは集中治療室での治療が必要。
ゴローは、このまま意識が戻らなかったら、自分がAEDを使った意味あるのかと言っている。
それに対して四宮の答えは
「あるに決まってんだろ。」
たしかに立花さんは再び心停止を起こした。
しかしそれが起きた場所が病院だったという事、
胎児も37週で週数が経っていたから、望みが持てた。
ゴローがAEDを使って蘇生させてここに連れて来たことが大事だったという事。
—
5日後・・・
立花さんの赤ちゃんは口に入っていた管が取れた。
元気に育ってくれそうな希望が出てきた。
後は立花さん。
集中治療室で旦那さんが奥さんの手を握っている。
「お願いだよハナ子・・・
お願いだから起きて、そう、そんな風に目を開けて・・
ん・・?」
ハナ子さん、目を開けて旦那さんを見ている!
意識が戻った!!
旦那さんは近くにいた加瀬に報告する。
–研修医編 第6話 ここまで
第7話に続く
〇感想
よかった、奇跡が起きました!!
とはいえ2回心臓が止まっての蘇生・・・
なにか後遺症が出なければいいのですが。
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