8月12日

大会7日目

天気は雨、

毛利のいる日難学園は鳴門巻と対戦。

現在 鳴門巻 5-4 日難

 


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9回裏日難の攻撃。

ツーアウト2,3塁の場面でバッターは毛利!!

 

自分を拾ってくれた日難に何としても恩返しをしたいと願う毛利。

しかし頭にこびりつく雑念を振り払えないでいる。

 

その雑念とは、やはりDLのこと。

1年ぶりに再会したDLメンバーは雰囲気は変わったがいで立ちはそのままだった。

厳しい寮生活の本当の意味に気づかずに逃げるようにDLを去ったことを今でも悔いている。

もしもあの時踏みとどまっていたら今頃は・・

という雑念は振り払っても振り払っても消えてくれない。

 

初球インコース高めを毛利はフルスウィングも空振り!

 

 

中継を移動のバスの中で見ているDLメンバー。

信楽兄弟はじめ、先輩達も毛利には特にネガティブな感情は持っていない様子。

マリオは毛利の実力を認めていて、もし残っていたらルイージは控えだっただろうと話す。

 

都築や花本達同級生は出来ることなら一緒にプレーしたかったが

野球をやめずに続けていたことが嬉しいと言う。

 

親友の門松はテレビ画面を見ずに下を向いて考え事をしている。

 

藤巻の世代にも、1年の時に他校に編入していった者はいたらしい。

藤巻は 都落ちと言って見下していたが・・

2年後DLが出場辞退した夏にそいつは編入先の高校で甲子園ベスト16までいった。


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そして今は東京六大学の法正で1年からレギュラーで活躍している。

自分にとっての不正解をそいつは正解に変えてしまったと話す藤巻。

 

藤巻は画面の毛利を見て

「現役時代金川とイジり倒したこのクソガキも・・

ウサギ共がおれの頭の上を・・

ピョンピョン飛び越して行きやがる・・

俺ほど歩みののろい亀はおらんってか・・」

と言ってちょっといじけた表情。

 

その藤巻の言葉を長野は放っておかなかった。

「亀には明確なゴールがりますよ。

藤巻さんは今 どこへ向かってるんですか?」

と藤巻を睨む。

 

楠と同じ様なことを言う長野に藤巻はちょっと驚いた様子。

 

毛利は低めの変化球を見逃してカウントは

2ボール1ストライクとなった。

 

毛利は日難に入った時のことを思い出す。

日難は全国制覇を目標に掲げてはいたが、

練習・私生活・・

全てにおいてDLと比較して、そのぬるさを鼻で笑っていた。

 

そんな腹黒いよそ者の自分を、慣れない土地で孤立しないようにチームメイトは気を使ってくれた。

その優しさに触れるたびに胸が痛み、毎日やめようかと悩んでいた。

 

甲子園でもこんな野暮なことを考えるクズな自分にも

優しく接してくれるお人好しのチームメイト。

老後は詐欺集団のカモにされるんだろうなどと余計な心配をしていると・・

タイムがかかって伝令が毛利の元へ走ってきた。

 

 

 

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