シリーズ新しいNICU編第4回

 

 


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森元さんは脳性麻痺で寝たきりの娘、コノハちゃん(3歳)に自宅で付きっ切りで介護していたが・・

ついにコノハちゃんの喉につながった人工呼吸器の管を外してしまった。

亡くなったコノハちゃんを最初に発見したのは父親だった。

 

朝のジョギング中に森元さんに声をかけた新井先生は彼女から

「これから自首します。」

という言葉を聞いた。

 

このニュースを病院で見ているペルソナスタッフ。

ゴローが

「母親が介護につかれて殺してしまったんですかね。」

と言うと、倉崎が

「その可能性が高いわね。」

とボソッという。

思い脳性麻痺の在宅介護は24時間終わりがないから・・

 

下屋
「もしも家族の協力がなかったのなら

母親には介護の負担が重くのしかかっていたでしょうから。」

 

今橋は

身体的、精神的、社会的、経済的理由で・・

限度を超えて親が孤立すれば子供への虐待は・・

障害があるないに関わらず誰にも起こりうることだとサクラに話す。

ただ、

子供に病気や障害があって、医療的ケアが必要なケースでは虐待に至ることが多いと感じると言う。


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24時間医療ケアが必要な子の両親はゆっくり寝る時間がない。

睡眠不足になるとどんな人間にも魔が差すし、壊れていく。

 

NICUにいる子供たちには医療者である自分たちが少しでも効果がありそうな治療はどんどんやっていくと話す。

ただ、NICUを卒業した子供はもう二度とNICUに帰ってくることは出来ない。

だから在宅医療では効果がはっきりしない治療は続けてはいけないと言う。

両親に医療者の行う医療を求めてしまえば子供から両親を奪うことになるから。

「この子たちのパパとママを医療者にしてはいけないんです。」

 

 

河川敷のベンチで新井先生は森元さんの話を聞く。

 

昨日の夕方、夫から離婚したいから話があると連絡を受けたと森元さんは話す。

 

夫はこの1年間ほとんど家に帰らず実家で暮らしていたから、ついに来たかという感じだったという。

 

コノハちゃんがNICUにいた頃は夫も協力的で・・

痰の吸引

経管栄養

人工呼吸器の管理

といった、医療者にしかできない医療行為を、家族なら医療ケアとして行えると聞いて夫婦で頑張っていた。

 

 

 

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