今回は横羽間の北条陽向と大庭修(しゅう)の幼少期のお話。

 


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陽向がまだ小学生だった頃、向日葵畑の中に腰掛けて大好きなお母さんに話してもらったことがあった。

 

向日葵は太陽に向かって花を咲かせる。

悲しくなったらすぐ太陽から逃げたくなる自分みたいになってはダメ。

向日葵みたいに堂々と生きなきゃ。

 

母親はそう言って愛おしそうに陽向の頬にキスをした。

 

その母親は陽向が中学に上がる前に亡くなってしまった・・

 

陽向が中学生になって最初の母親の命日に

母の墓前に供える花が買えずに陽向は花屋で向日葵を一輪万引きした、

店主にすぐに捕まり警察と父親に連絡された。

 

父親が店主と警察に謝り、その後一緒に墓参り行くが2人の間に会話はなし。

 

陽向は線香の代わりに吸っていたたばこを墓前に立てて墓参りを済ませたのだった。

 


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ある夏の日、陽向は修と一緒に横浜の福浦テトラで釣りをしていた。

修は

「リトルリーグU12日本代表から万引き小僧に

華麗なる転身じゃねーか。」

と言って陽向をからかう。

 

親父は?

と聞かれて陽向は

ベイスターズのリーグ優勝以来声を聞いていないと答える。

 

修も陽向もタバコを吸いながら釣りをしているが・・

修はシニアで野球をやっている模様。

陽向は万引きやスリで忙しく、今野球はやっていない。

 

修は一緒に野球をやろうと誘うが、陽向は気が進まない様子。

 

修は盗みもタバコもやめるという。

理由は・・

この間盗んだバイク(新車のベスパ)がたまたまいとこの彼氏のだったから。

その彼は1年間必死にバイトしてやっと買ったのだった。

それでうんざりしたという。

 

陽向の

「修君ずっと野球続けるの?」

という問いには修は答えない。

 

 

 

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