シリーズ新しいNICU編第5回

 

 


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新井先生が在宅介護をしている家を回っている途中に白川と遭遇!

コンビニでコーヒーを買ってしばらく話す。

 

白川もコノハちゃんのニュースは知っていた。

今は小児循環器科だからNICUからは離れているが、つらい気持ちになったという。

「母親も限界だったのかもしんないけど

オレはやっぱり子供の命が失われたことが一番残念です。」

 

新井先生が診ていた子だと聞いて驚きを隠せない白川。

 

新井先生は自分には何もできなかったこと、

そしてNICUでは目の前の命を救う事だけを考え、それでいいと思っていたと話す。

 

新井先生は

NICUで本当に人を救っていたのかと白川に聞く。

NICUで命を救ったことでその子どもや両親の人生を変えてしまったのではないかと思い悩む。

 

白川は新井先生をデイサービスの施設に連れて行く。

ここでは医療的ケアの必要な子を日中だけ預かっている。

ただ、医療的ケアの必要な子を単独で預かってくれる施設は全国的にまだ数が足りていない。

 

その中でも、ここのデイサービスは重度の医療ケア児も受け入れている数少ない施設。

ここでは看護師や理学療法士が常駐して音楽や感触遊びをしている。


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スタッフがほぼマンツーマンで子供についている光景に新井先生は驚く。

 

白川はこのデイサービスの隣の小児科にバイトで来ていてたまたまここを知ったという。

ここは白川が外来で診ている子も通っているし、大学病院の元スタッフが働いている。

 

ただ、白川はここで子供を診ているわけではなく、普段の子供たちの生活を知るために来ているという。

困っている事も両親から言われないとわからないから。

 

白川は通っている子供の親とも随分親しくなっている様子。

 

「在宅医療は本当にしんどいと思います・・・」

と白川はしんみりと言う。

しかし子供と離れる時間は子供の成長のためにも必要だし

母親や家族がその時間を自分のために使うのはいい事。

 

このデイサービスには子供を預けてパートに出ている人もいるし、

妊娠中のお母さんだっている。

 

障害のある子を育てている母親はどうしても自分を責めがち。

だから、次の子を作ろうと思えた時は少なくともそういう気持ちを乗り越えたといえる。

 

でも白川がここに来ている一番の理由は、子供に会えるから。

ここに来ている子は、いろいろな子供や大人と接する。

だから本当に楽しそうだという。

 

 

 

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